「Pythonの基礎 - 比較演算子と論理演算子」の版間の差分

提供:MochiuWiki : SUSE, EC, PCB
ナビゲーションに移動 検索に移動
(Wiki がページ「比較演算子と論理演算子(Python)」を「Pythonの基礎 - 比較演算子と論理演算子」に、リダイレクトを残さずに移動しました)
(文字列「</source>」を「</syntaxhighlight>」に置換)
 
(同じ利用者による、間の1版が非表示)
32行目: 32行目:
<br>
<br>
以下の例では、実際に比較演算子を使用して演算を行っている。<br>
以下の例では、実際に比較演算子を使用して演算を行っている。<br>
  <source lang="python">
  <syntaxhighlight lang="python">
  x = 1
  x = 1
  y = 1
  y = 1
56行目: 56行目:
  True
  True
  False
  False
  </source>
  </syntaxhighlight>
<br><br>
<br><br>


78行目: 78行目:
<br>
<br>
以下の例では、実際に論理演算子を使用して演算を行っている。<br>
以下の例では、実際に論理演算子を使用して演算を行っている。<br>
  <source lang="python">
  <syntaxhighlight lang="python">
  x = 1
  x = 1
  y = 1
  y = 1
91行目: 91行目:
  True
  True
  False
  False
  </source>
  </syntaxhighlight>
<br>
<br>
===== 注意点 =====
===== 注意点 =====
125行目: 125行目:
リストに要素があればTrue、無ければ空リストなのでFalseになる。<br>
リストに要素があればTrue、無ければ空リストなのでFalseになる。<br>
リスト変数listの要素が空なので、if文の条件式ではFalseになるので、else文以下のブロックが実行される。<br>
リスト変数listの要素が空なので、if文の条件式ではFalseになるので、else文以下のブロックが実行される。<br>
  <source lang="python">
  <syntaxhighlight lang="python">
  list = []
  list = []
  if list:
  if list:
134行目: 134行目:
  # 出力
  # 出力
  データは空です。
  データは空です。
  </source>
  </syntaxhighlight>
<br><br>
<br><br>


__FORCETOC__
__FORCETOC__
[[カテゴリ:Python]]
[[カテゴリ:Python]]

2021年11月24日 (水) 18:06時点における最新版

概要

条件を設定して判定する時に比較演算を行う。
if文では、比較演算子(==、>=、<=等)を使用して条件の比較判定を行う。(比較演算子は他にもいくつかある)


比較演算子

比較演算子を一覧を下表に示す。

比較演算子一覧

比較演算子 説明
== 等しい
!= 等しくない
< 未満
<= 以下
> より大きい
>= 以上
in 要素の有無
not 比較演算子の前に置いて真偽を逆にする


以下の例では、実際に比較演算子を使用して演算を行っている。

 x = 1
 y = 1
 print(x == y)
 print(x != y)
 print(x < y)
 print(x <= y)
 print(x > y)
 print(x >= y)
 
 z = [2, 4, 6, 8, 10]
 print(2 in z)
 
 print(not x == y)
 
 # 出力
 True
 False
 Flase
 True
 False
 True
 True
 False



論理演算子

比較演算子と同様に、TrueおよびFalseを返すものとして論理演算子がある。
論理演算子を一覧を下表に示す。

論理演算子一覧

論理演算子 説明
and かつ(両方が成り立つ)
or あるいは(どちらか一方が成り立つ)
not 否定


以下の例では、実際に論理演算子を使用して演算を行っている。

 x = 1
 y = 1
 print(x > 0 and y > 0)
 print(x < 0 and y > 0)
 print(x > 0 or y > 0)
 print(x < 0 or y < 0)
 
 # 出力
 True
 False
 True
 False


注意点

明示的にFalseと示さなくても、Falseと見なされるものがある。
Falseと見なされるものを下表に示す。

Falseと見なされるもの
ブール値 False
null none
int型変数の内容がゼロ 0
float型変数のゼロ 0.0
空文字列 または""
空リスト []
空タプル ()
空辞書 {}
空集合 set()


以下の例では、リストが空かどうかチェックしている。
リストに要素があればTrue、無ければ空リストなのでFalseになる。
リスト変数listの要素が空なので、if文の条件式ではFalseになるので、else文以下のブロックが実行される。

 list = []
 if list:
     print('データが存在します。')
 else:
     print('データは空です。')
 
 # 出力
 データは空です