「Linuxコマンド - Make」の版間の差分
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makeコマンドの実行時において、参照するライブラリとヘッダファイルを指定する場合、LDFLAGSオプションとCFLAGSオプションを付加する。<br> | |||
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make LDFLAGS="-L/home/<ユーザ名>/lib" CFLAGS="-I/home/<ユーザ名>/include" | |||
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インクルードディレクトリの設定を永続化する場合は、.profileファイルまたは.bashrcファイルに、以下の設定を追記する。<br> | |||
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2021年4月1日 (木) 14:58時点における版
概要
Makeコマンドの基本
コンパイラの変更
コンパイラを指定する場合、一般的に使用されるオプションはCC
、GCC
、CXX
、CCX
等があるが、
Makefileファイルを確認して、どの変数が使用されているか確認する必要がある。
Makefileファイルが定義に沿って記述されている場合、C言語コンパイラを指定する時はCC
、C++コンパイラを指定する時はCXX
を使用する。
make CC=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/GCC/gcc-10_2_0/bin/gcc-10.2 または make CXX=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/GCC/gcc-10_2_0/bin/g++-10.2
また、configure
コマンドを実行する時に指定することもできる。
configure
コマンドは、生成されるMakefileファイルに対して、新しいCC値またはCXX値を自動的に組み込む。
./configure CC=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/GCC/gcc-10_2_0/bin/gcc-10.2 --prefix=<インストールディレクトリ> または ./configure CXX=/home/<ユーザ名>/InstallSoftware/GCC/gcc-10_2_0/bin/g++-10.2 --prefix=<インストールディレクトリ>
インクルードディレクトリの変更
makeコマンドの実行時において、参照するライブラリとヘッダファイルを指定する場合、LDFLAGSオプションとCFLAGSオプションを付加する。
以下の例では、ホームディレクトリのlibディレクトリとincludeディレクトリを指定している。
make LDFLAGS="-L/home/<ユーザ名>/lib" CFLAGS="-I/home/<ユーザ名>/include" または make LDFLAGS="-L/home/<ユーザ名>/lib" CPPFLAGS="-I/home/<ユーザ名>/include"
インクルードディレクトリの設定を永続化する場合は、.profileファイルまたは.bashrcファイルに、以下の設定を追記する。
export C_INCLUDE_PATH=<C言語のインクルードディレクトリ> export CPLUS_INCLUDE_PATH=<C++のインクルードディレクトリ>