「インストール - クリップボード」の版間の差分

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(ページの作成:「== 概要 == CopyQは、強力なクリップボードマネージャであり、データの保存、エントリの編集したり、暗号化等をすることがで…」)
 
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  # SUSE
  # SUSE
  sudo zypper install gcc-c++ git cmake libXtst-devel libXfixes-devel libqt5-qtbase-common-devel qt5-qtsvg-devel qt5-qttools-devel qt5-qtscript-devel qt5-qtx11extras-devel
  sudo zypper install gcc-c++ git cmake libXtst-devel libXfixes-devel libqt5-qtbase-common-devel libqt5-qtsvg-devel libqt5-qttools-devel libqt5-qtscript-devel libqt5-qtx11extras-devel
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2020年10月11日 (日) 18:26時点における版

概要

CopyQは、強力なクリップボードマネージャであり、データの保存、エントリの編集したり、暗号化等をすることができる。

ただし、CopyQはディストリビューションごとのコンパイル済みのバイナリファイルが無いので、ソースコードからビルドする必要がある。
ここでは、CentOSとSUSEにおいて、CopyQのインストール方法を記載する。


依存関係のインストール

以下のコマンドを入力して、CopyQをビルドするために必要な依存関係のライブラリをインストールする。

# CentOS
sudo dnf install gcc-c++ git cmake libXtst-devel libXfixes-devel qt5-qtbase-devel qt5-qtsvg-devel qt5-qttools-devel qt5-qtscript-devel qt5-qtx11extras-devel

# SUSE
sudo zypper install gcc-c++ git cmake libXtst-devel libXfixes-devel libqt5-qtbase-common-devel libqt5-qtsvg-devel libqt5-qttools-devel libqt5-qtscript-devel libqt5-qtx11extras-devel



CopyQのインストール

まず、CopyQのソースコードをダウンロードする。

git clone --depth 1 https://github.com/hluk/CopyQ.git


ダウンロードしたCopyQのソースコードがあるディレクトリに移動する。

cd CopyQ


次に、cmakeコマンドを実行して、ビルド設定ファイルを設定する。

cmake -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<インストールするディレクトリ> .


次に、makeコマンドを実行して、CopyQをコンパイルする。

make -j 8


最後に、以下のコマンドを実行して、CopyQをインストールする。

make install



自動起動の設定

CopyQを使用する前に、自動起動エントリを設定しておくことを推奨する。
スタートアップエントリを設定することは、クリップボードのデータを常に監視して保存するためには重要である。

CopyQの起動エントリを設定するには様々な方法があるが、ここではターミナルに焦点を当てて記載する。

まず、デスクトップエントリディレクトリに移動する。

cd ~/.local/share/applications
または
cd /usr/local/share/applications


自動起動エントリのディレクトリを作成して、CopyQのデスクトップエントリファイルをそのディレクトリにコピーする。

mkdir -p ~/.config/autostart
cp com.github.hluk.copyq.desktop ~/.config/autostart


デスクトップエントリファイルのパーミッションを変更する。

cd ~/.config/autostart
chmod +x cp com.github.hluk.copyq.desktop



CopyQの操作方法

  • コピー
    CopyQには多くの機能があるが、主となるのはクリップボードマネージャである。
    使用するには、任意のテキストを選択してコピーすると、自動的にCopyQのエントリーとして保存される。


  • クリップボードに移動
    CopyQの古いエントリーをクリップボードに移動する場合は、古いエントリーを選択して[クリップボードに移動]アイコンを押下する。


  • エントリの暗号化
    CopyQに保存した機密情報は、暗号化機能を使用すべきである。
    暗号化するには、エントリーを選択して[ロック]アイコンを押下する。そうすると、GnuPGが起動して自動的にデータが暗号化される。
    ※注意
    暗号化機能は、GnuPGが必須である。


  • エントリの作成
    CopyQの機能には、クリップボードを使用せずにクリップボードの新規項目を作成する機能がある。
    この機能の使い方は、[新規項目]アイコンを押下して、そこからテキストを書き込み、[保存]アイコンを押下する。
    すると、CopyQが保存したデータの一覧に、新しいクリップボードエントリが追加される。