「設定 - SUSE Linux」の版間の差分
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alias startnw=' sudo systemctl stop wickedd wicked; sudo systemctl start NetworkManager' | alias startnw=' sudo systemctl stop wickedd wicked; sudo systemctl start NetworkManager' | ||
alias startwicked=' sudo systemctl stop NetworkManager; sudo systemctl start wickedd wicked' | alias startwicked=' sudo systemctl stop NetworkManager; sudo systemctl start wickedd wicked' | ||
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alias plasma=" killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown" | alias plasma=" killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown" |
2020年7月18日 (土) 23:12時点における版
概要
openSUSE Leap 15.1または15.2をインストールした後に初期設定として様々なことを実行する必要がある。
ここでは、推奨事項のリストを記載する。
ブートローダの設定
ブートローダのquiet
オプションは、ブートプロセスを出力しないようにする設定である。
splash
オプションはブート画面を表示するための設定である。
もし、Linux起動時にブートプロセスの情報を見る場合は、ブートローダのオプションを以下のように設定する。
splash
システムの更新
インストールした直後に、システムの更新を実行して、システムが最新の状態を保つようにする。
sudo zypper update
公式リポジトリが利用可能か確認
まず、SUSEの公式リポジトリが利用できるかどうかを確認するため、ソフトウェアのインストールを行う。
例えば、nanoをインストールする場合は、以下のコマンドを入力する。
sudo zypper install nano
PackmanリポジトリとPackman Essentialを追加
Packmanリポジトリは、openSUSE用の追加パッケージを提供している。
したがって、ダウンロードしているものを理解している場合は、Packmanリポジトリを有効にする。
openSUSEの公式リポジトリにほぼ依存している場合は、Packman Essentialを有効にすることをお勧めする。
※サードパーティのリポジトリには潜在的なリスクが伴う可能性があることに注意すること。
# Packman Essentialを有効にする場合 sudo zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.1/Essentials/ packman-essentials # SUSE 15.1 または sudo zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.2/Essentials/ packman-essentials # SUSE 15.2 # Packman全体を有効にする場合 sudo zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.1/ packman # SUSE 15.1 または sudo zypper ar -cfp 90 http://ftp.gwdg.de/pub/linux/misc/packman/suse/openSUSE_Leap_15.2/ packman # SUSE 15.2 または sudo zypper addrepo -f http://packman.inode.at/suse/openSUSE_Leap_15.1/ packman # SUSE 15.1 または sudo zypper addrepo -f http://packman.inode.at/suse/openSUSE_Leap_15.2/ packman # SUSE 15.2
マルチメディアコーデックのインストール
注:これらのコーデックをインストールするには、Packmanリポジトリを有効にする必要がある。
openSUSEでは、マルチメディアコーデックがデフォルトでサポートされていない。
詳細については、公式Webサイトで読むことができる。
なお、--allow-vendor-changeオプションは、インストールされた解決可能なソフトウェアのベンダーの変更を許可する。
--no-allow-vendor-changeオプションは、外部リポジトリのパッケージをディストリビューションバージョンに変更しない場合に使用する。
まず、以下のリポジトリを追加する。
sudo zypper addrepo -f http://opensuse-guide.org/repo/openSUSE_Leap_15.1/ dvd # SUSE 15.1 sudo zypper addrepo -f http://opensuse-guide.org/repo/openSUSE_Leap_15.2/ dvd # SUSE 15.2
コーデックのパッケージ群を纏めてインストールするには、以下のコマンドを実行する。
sudo zypper install --allow-vendor-change x264 libx264-* libx265-* ffmpeg gstreamer-plugins-bad gstreamer-plugins-libav gstreamer-plugins-ugly gstreamer-plugins-ugly-orig-addon lame libavdevice56 libavdevice58 libdvdcss2 vlc-codecs
コーデックを個別にインストールするには、以下のコマンドを実行する。
H264 / AVCサポートをインストールするには、以下を実行する。
sudo zypper install --allow-vendor-change x264 libx264-* libx265-* vlc-codecs
音声や動画を記録、変換、およびストリーミングする機能が必要な場合は、以下を実行して、FFmpegマルチメディアフレームワーク等をインストールする。
sudo zypper install --allow-vendor-change ffmpeg libavdevice56 libavdevice58 libdvdcss2 lame
GStreamerライブラリが必要な場合は、以下のコマンドを実行する。
sudo zypper install --allow-vendor-change gstreamer-plugins-bad gstreamer-plugins-bad-orig-addon gstreamer-plugins-libav gstreamer-plugins-ugly gstreamer-plugins-ugly-orig-addon gstreamer-plugins-base gstreamer-plugins-good gstreamer-plugins-good-extra gstreamer-plugins-qt5 vlc-codec-gstreamer ogmtools
今後、Pacmanリポジトリから取得することを設定する。
sudo zypper dup --allow-vendor-change --from http://packman.inode.at/suse/openSUSE_Leap_15.1/ # SUSE 15.1 または sudo zypper dup --allow-vendor-change --from http://packman.inode.at/suse/openSUSE_Leap_15.2/ # SUSE 15.2
グラフィックボードのドライバのインストール
NVidia
手動インストール
以下の環境では、NVidiaの公式Webサイトにあるプロプライエタリのドライバでは動作しなかった。
- CPU
- Ryzen 3900X
- メモリ
- 32[GB]
- マザーボード
- GIGABYTE X570 UD Rev.1.0
- GPU
- GIGABYTE GeForce GT 1030
プロプライエタリのドライバをインストールするには、以下の手順に従う。
また、ドライバをインストールすると、自動的にNouveauドライバがブラックリストに登録される。(/etc/modprobe.d/nvidia-default.confファイル)
- NVidiaの公式Webサイトにアクセスして、目的のドライバをダウンロードする。
- ダウンロードしたドライバに対して、以下のコマンドを実行する。
- chmod u+x NVIDIA-Linux-x86_64-<バージョン>.run
- sudo ./NVIDIA-Linux-x86_64-<バージョン>.run
- 表示されるメッセージに従ってインストールする。
- インストール完了後、SUSEを再起動する。
プロプライエタリのドライバをアンインストールするには、以下の手順に従う。
- NVidiaの公式Webサイトにあるプロプライエタリのドライバをダウンロードする。
- 以下のコマンドを実行して、ドライバをアンインストールする。
- chmod u+x NVIDIA-Linux-x86_64-<バージョン>.run
- sudo ./NVIDIA-Linux-x86_64-<バージョン>.run --uninstall
- Xorgの元の構成をバックアップから復元する。
- sudo nvidia-xconfig --restore-original-backup
- Nouveauモジュールを有効にする。(/etc/modprobe.d/nvidia-default.confファイルにあるブラックリストをコメント化)
- sudo vi /etc/modprobe.d/nvidia-default.conf
# 変更前
blacklist nouveau
# 変更後
# blacklist nouveau
- SUSEを再起動する。
自動インストール
ここでは、NVidiaのリポジトリを登録して、オープンソースのドライバをインストールする。
搭載されているGPUに応じて、最新の専用ドライバをインストールする。
まず、NVIDIAのリポジトリを追加する。
sudo zypper addrepo --refresh http://http.download.nvidia.com/opensuse/leap/15.1/ NVIDIA # SUSE 15.1 sudo zypper addrepo --refresh http://http.download.nvidia.com/opensuse/leap/15.2/ NVIDIA # SUSE 15.2
次に、NVIDIAのドライバをインストールする。
install-new-recommendsパッケージは、ゲーム等の不要なソフトウェアも追加されるので注意すること。
sudo zypper install nvidia-computeG05 nvidia-gfxG05-kmp-default* nvidia-glG05 x11-video-nvidiaG05 または sudo zypper install-new-recommends
オープンソースのNVidiaのドライバをアンインストールするには、以下の手順に従う。
- 以下のコマンドを実行する。
- sudo zypper remove nvidia-computeG05 nvidia-gfxG05-kmp-default* nvidia-glG05 x11-video-nvidiaG05
- Xorgの元の構成をバックアップから復元する。
- sudo nvidia-xconfig --restore-original-backup
- Nouveauモジュールを有効にする。(/etc/modprobe.d/nvidia-default.confファイルにあるブラックリストをコメント化)
- sudo vi /etc/modprobe.d/nvidia-default.conf
- sudo vi /etc/modprobe.d/nvidia-default.conf
# 変更前
blacklist nouveau
# 変更後
# blacklist nouveau
- SUSEを再起動する。
AMD / ATI
手動インストール
AMT / ATIの公式Webサイトに進み、記載されている手順に従ってプロプライエタリのドライバを手動で選択およびダウンロードする。
ダウンロードしたドライバを解凍する。
tar -Jxvf amdgpu-pro-<バージョン>.tar.xz cd ~/Downloads/amdgpu-pro-<バージョン>
ドライバをインストールする。(パッケージ管理システムからのメッセージを回避するために、-y
オプションの使用を推奨する)
OpenCLにおいて、利用可能な2つのOpenCLが存在する。
- PAL
- Vega 10以降のハードウェアをサポートする。
- --opencl=pal
- legacy
- Vega 10より古いハードウェアをサポートする。
- --opencl=legacy
- PALとlegacy
- 両方サポートする。
- --opencl=pal,legacy
sudo ./amdgpu-install -y --opencl=pal,legacy
ドライバのアンインストール方法を以下に記載する。
全てのコンポーネントを削除するには、任意の場所からアンインストールスクリプトを実行する。
All-OpenコンポーネントとProコンポーネントのどちらをインストールしたかに応じて、以下の何れかのコマンドを実行する。
# All-Openコンポーネントをインストールしている場合 sudo amdgpu-uninstall # Proコンポーネントをインストールしている場合 sudo amdgpu-pro-uninstall
ドライバのアンインストール後、SUSEを再起動する。
自動インストール
AMDGPUは、GCN1(Radeon HD 7000)以降のグラフィックボードにおいて、グラフィックスコアネクストチップセットに基づく新しいAMD / ATI Radeon用の次世代のオープンソースドライバである。
ここでは、Radeon HD 7000以降のみに対応するAMDGPUオープンソースドライバをインストールする。
xf86-video-amdgpuパッケージとkernel-firmwareパッケージをインストールする。
sudo zypper install xf86-video-amdgpu kernel-firmware
ハイブリッドグラフィックス設定
個別のAMD GPUを搭載したラップトップPCでは、内蔵Intel GPUをプライマリとして使用して、特定のソフトウェアに対してのみAMD GPUをアクティブ化することができる。
これにより、バッテリ寿命を伸ばすことができる。これを、オフロードと呼ぶ。(特に、ゲーム、エミュレータ、CAD等のソフトウェアで有利になる)
まず、[YaST] - [ブートローダ] - [カーネルパラメータ]タブを選択して、以下の設定を追記する。
amdgpu.si_support=1 radeon.si_support=0
上記の設定により、カーネルにAMD GPUドライバを使用して、Radeonドライバを使用しないようできる。
変更を保存して、SUSEを再起動する。
AMD GPUが利用可能であることを確認するには、以下のコマンドを実行する。
以下の出力において、2つの重要な点を確認する。
まず、プロバイダが2つあり、プロバイダ0はIntel GPU、プロバイダ1はAMD GPUである。
# 実行 xrandr --listproviders # 出力 Providers: number : 2 Provider 0: id: 0x69; cap: 0xf (Source Output, Sink Output, Source Offload, Sink Offload); crtcs: 3; outputs: 7; associated providers: 1; name: modesetting output eDP-1 output VGA-1 output HDMI-1 output DP-1 output HDMI-2 output DP-2 output HDMI-3 Provider 1: id: 0x3f; cap: 0xd (Source Output, Source Offload, Sink Offload); crtcs: 0; outputs: 0; associated providers: 1; name: AMD Radeon HD 8600M Series @ pci:0000:01:00.0
AMD GPUが適切に使用可能であることを確認するには、以下のコマンドを実行する。
# 実行 DRI_PRIME=1 glxinfo | grep “OpenGL renderer” # 出力 OpenGL renderer string: AMD Radeon HD 8600M Series (HAINAN / DRM 3.23.0 / 4.16.8-1-default, LLVM 6.0.0)
特定のソフトウェアに対して、グラフィック処理をAMD GPUにオフロードするには、DRI_PRIME=1
を付加して実行する。
例えば、端末からIntel GPUではなく、AMD GPUを使用してSteamを実行するには、以下のように実行する。
DRI_PRIME=1 Steam
また、デスクトップエントリファイルを作成して、AMD GPUにオフロードするソフトウェアに対してDRI_PRIME=1
を付加して実行してもよい。
Webブラウザのプラグイン
多くのWebサイトでは、期待どおりに機能するために様々なブラウザプラグインをインストールする必要がある。
これらのプラグインは、Webサイトの閲覧中にパフォーマンスとセキュリティに影響を与える可能性があるため、必要な場合にのみインストールすること。
オンライン動画やゲーム等のFlashサポートが必要な場合は、freshplayerpluginをインストールする。(Packmanリポジトリが必要)
sudo zypper addrepo -f http://packman.inode.at/suse/openSUSE_Leap_15.1/ packman sudo zypper install freshplayerplugin
Javaアプレットは、ゲームや一部の国のホームバンキングなど、様々な用途に使用されている。
java-1_8_0-openjdk-pluginがインストールされていない場合は、パッケージマネージャを使用してインストールする。
sudo zypper install java-1_8_0-openjdk-plugin
Firefoxおよびその他のWebブラウザで様々なマルチメディアストリームのサポートを取得するには、xine-browser-pluginをインストールする。(Packmanリポジトリが必要)
sudo zypper install xine-browser-plugin
公式リポジトリには存在しないアプリケーションのインストール
公式リポジトリ(またはソフトウェアセンター)に存在しないアプリケーションをインストールする必要がある場合は、
FlatpakまたはSnapsを有効にするか、
他の方法にて必要なアプリケーションを簡単にインストールできる。
電力管理の改善(TLPのインストール)
システム設定から電力を管理するためのオプションがいくつかある。
ただし、ラップトップでopenSUSEを使用する場合は、バッテリーの使用量を減らしたい場合がある。
TLPをインストールすることにより、コンピュータを監視し、最適な手法を(自動的に)実装してバッテリーの寿命を最適化する。
TLPをインストールするには、以下のコマンドを実行する。
sudo zypper install tlp tlp-rdw sudo systemctl enable tlp
.profileファイルの設定
マルチユーザモード(Run Level 3)でSUSEを起動した場合、ログインシェルの日本語表記が文字化けをする。
そこで、ログインシェルの時は英語表記にして、GUIでターミナルを使用する時は日本語表記に設定する。
したがって、ログインシェルの起動時に呼ばれる.profileファイル(ホームディレクトリに存在する)の最下行に以下の設定を追記する。
RUNLEVEL=`echo <パスワード> | LANG=C sudo -S runlevel`
echo ""
MUMODE="N 3"
if [ "$RUNLEVEL" = "$MUMODE" ]; then
export LANG=C
fi
.bashrcファイルの設定
ホームディレクトリに存在する.bashrcファイルに以下の設定を記述する。
# .bashrcファイル(ゲストOS向け) alias cd='cd -P' alias rm='rm -i' alias cp='cp -i' alias mv='mv -iv' alias ls='ls -hlF --color=auto' alias cat='cat -n' alias less='less -n' alias clear='clear && echo -en "\e[3J"' alias en='LANG=C LANGUAGE=C LC_ALL=C' alias lgrep='ls -ahlF | grep' alias igrep='sudo zypper search -i --detail' alias repoclean='sudo zypper clean -a && sudo zypper --gpg-auto-import-keys refresh && sudo zypper refresh' alias snano='sudo nano -lmS' alias skate='kdesu /usr/bin/kate' alias startnw=' sudo systemctl stop wickedd wicked; sudo systemctl start NetworkManager' alias startwicked=' sudo systemctl stop NetworkManager; sudo systemctl start wickedd wicked' # KDE Plasmaを使用している場合 alias plasma=" killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown" # VS Codeをインストールしている場合 alias scode='code --user-data-dir='<VSCodeのプロジェクトディレクトリ> alias suse='cat /etc/SUSE-brand' alias sshpi='ssh <ユーザ名>@<ホスト名またはIPアドレス> -p <ポート番号> -i <暗号鍵のフルパス名>' # Raspberry Pi向けSSH接続の設定 alias sshxrea='sshpass -p <パスワード> ssh <ユーザ名>@<ホスト名> -p <ポート番号>' # XREA向けSSH接続の設定 # KVMをインストールしている場合 alias startkvm='sudo systemctl restart libvirtd' alias stopkvm='sudo systemctl stop libvirtd && sudo systemctl stop libvirtd.socket && sudo systemctl stop libvirtd-admin.socket && sudo systemctl stop libvirtd-ro.socket' # FreeRDPをインストールしている場合 alias rwin10='/home/ユーザ名/FreeRDP/freerdp-nightly/bin/xfreerdp /u:<仮想マシンのユーザ名> /p:<パスワード> /w:1536 /h:960 /sound:latency:400 /drive:suse,<共有するディレクトリ> /v:192.168.122.130' alias r2016='/home/ユーザ名/FreeRDP/freerdp-nightly/bin/xfreerdp /u:<仮想マシンのユーザ名> /p:<パスワード> /w:1536 /h:960 /sound:latency:400 /drive:suse,<共有するディレクトリ> /v:192.168.122.131' # SUSEが仮想マシンの場合 alias mhgfs='sudo vmhgfs-fuse -o allow_other .host:/Common /mnt/hgfs' alias uhgfs='sudo fusermount -u /mnt/hgfs' # コマンドの重複を履歴に残さない export HISTCONTROL=ignoredups # 空白から始めたコマンドを無視 export HISTCONTROL=ignorespace # コマンド履歴に残さないコマンド群 # SUSEがホストの場合 export HISTIGNORE="fg*:bg*:history*:cd*:ls*:cat*:less*:more*:grep*:lgrep*:igrep*:startkvm:stopkvm:repoclean*:suse:which*:clear:man*:repoclean:startx*:exit:" # SUSEが仮想マシンの場合 export HISTIGNORE="fg*:bg*:history*:cd*:ls*:cat*:less*:more*:grep*:lgrep*:igrep*:startkvm:stopkvm:repoclean*:suse:which*:clear:man*:repoclean:startx*:exit:mhgfs:uhgfs" # コマンド履歴に残さないコマンド群 HISTTIMEFORMAT='%Y%m%d %T '; export HISTTIMEFORMAT
コマンド履歴を残さない設定
ここでは、Bashを使用していることを前提に記載する。
まず、.bash_historyファイルを削除する。
次に、現在、メモリ上に残っているコマンド履歴を削除する。
history -c
最後に、以下の設定を.bashrcに追記する。
export HISTFILESIZE=0 export HISTSIZE=0 unset HISTFILE
設定を反映させるため、ログアウトまたは再起動する。
パスワードフィードバックの設定
ターミナルでパスワードフィードバックを有効にする方法を記載する。
まず、/etc/sudoersファイルのバックアップを作成する。
cd /etc sudo cp sudoers sudoers_org
次に、visudoコマンドを実行して、sudoersファイルの構成を編集する。
sudo EDITOR=nano visudo
/etc/sudoersファイルにあるDefaults env_reset
という設定を、以下のように変更する。
# 変更前 Defaults env_reset # 変更後 Defaults env_reset,pwfeedback
[Ctrl]キー + [o]キーを同時押下して編集内容を保存して、[Ctrl]キー + [x]キーを同時押下してNanoを終了する。
その他の設定
初期設定では、マウスのシングルクリックでディレクトリやファイルを開く。
この設定をダブルクリックに変更する場合は、[KDE システム設定] - [ワークスペースの挙動] - [ワークスペース]で設定できる。
便利なソフトウェア
- qBitTorrent
sudo zypper install qbittorrent
- KolourPaint
sudo zypper install kolourpaint
- Krita
sudo zypper install krita
または、公式WebサイトからAppImageファイルをダウンロードして使用する。
- Kdenlive
sudo zypper install Kdenlive
zypperコマンドでアップデートできない場合の対処
以下のコマンドを実行する。
sudo zypper clean -a sudo zypper --gpg-auto-import-keys refresh sudo zypper refresh
その他のエラー対処法
X Windowエラー
マルチユーザモード(ランレベル3)からstartx
コマンドを実行すると、〜 /home/ユーザ名/.serverauth.XXXX does not exist
メッセージが表示される場合がある。
これを回避するには、/usr/bin/startxファイル(シェルスクリプト)を以下のように編集する。
sudo vi /usr/bin/startx
# /usr/bin/startxファイル # 変更前 xserverauthfile=$HOME/.serverauth.$$ # 変更後 xserverauthfile=$XAUTHORITY
サスペンドまたはハイバネード復帰時のUI崩れ
NVIDIA製のGPUを使用している場合、GPUのドライバのバグにより、サスペンドまたはハイバネードの復帰時にUIの描画が崩れるときがある。
この時、以下のコマンドを実行することでUIを再描画する。(エイリアスに追加することを推奨する)
killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown
また、任意のディレクトリに以下のシェルスクリプトとデスクトップエントリファイルを作成後、グローバルショートカットキーに登録してもよい。
# KDE-Plasma-Restart.shファイル #!/bin/sh killall plasmashell; plasmashell > /dev/null 2>&1 & disown
# /home/ユーザ名/.local/share/applications/KDE-Plasma-Restart.desktopファイル [Desktop Entry] Type=Application Name=KDE Plasma Restart GenericName=KDE Plasma Setting Comment=KDE Plasma Restart Program Exec=/home/ユーザ名/KDE-Plasma-Restart.sh %F Icon=/home/ユーザ名/.icons/SUSE.png Terminal=false Categories=Settings; MimeType=application
カーネルエラー
ブート時に、以下のエラー群が出力される場合がある。
これはマザーボードのBIOSの一部がLinuxに対応していないためである。
エラー sp5100-tco : Watchdog hardware is disabled
ウォッチドッグ機能はIPMI準拠のマザーボードでのみ利用できる。
したがって、この機能が存在しない場合は、このカーネルモジュールの読み込みを無効にすればよい。
/etc/modprobe.d/sp5100_tco.confファイルを作成して、以下のように編集する。
sudo vi /etc/modprobe.d/sp5100_tco.conf # /etc/modprobe.d/sp5100_tco.confファイル blacklist sp5100_tco
Linuxを再起動して、設定を反映させる。
エラー do_IRQ: 〜 No irq handler for Vector
このエラーを修正するには、/etc/default/grubファイルを以下のように修正する。
sudo vi /etc/default/grub # /etc/default/grubファイル GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="〜 quiet splash pci=nomsi,noaer"
ブートローダを作成して再起動する。