「インストール - ブータブルUSB作成ソフトウェア」の版間の差分

提供:MochiuWiki : SUSE, EC, PCB
ナビゲーションに移動 検索に移動
(Wiki がページ「インストール - balenaEtcher」を「インストール - ブータブルUSB作成ソフトウェア」に、リダイレクトを残さずに移動しました)
編集の要約なし
1行目: 1行目:
== 概要 ==
== 概要 ==
ここでは、起動可能なストレージを作成する4つの方法について記載する。<br>
どちらの方法が最適に機能するかを決めるのはユーザと環境次第である。<br>
<br><br>
== balenaEtcher ==
==== 概要 ====
balenaEtcherは、各種OSのイメージファイルを元にして、ブートUSBを作成することができるソフトウェアである。<br>
balenaEtcherは、各種OSのイメージファイルを元にして、ブートUSBを作成することができるソフトウェアである。<br>
以下のように、簡単な3ステップで作成できるところが特徴である。<br>
以下のように、簡単な3ステップで作成できるところが特徴である。<br>
9行目: 15行目:
<br><br>
<br><br>


== balenaetcherのインストール ==
==== balenaetcherのインストール ====
===== Windows =====
===== Windows =====
balenaEtcherの公式Webサイトにアクセスして、balenaEtcherをダウンロードして、解凍する。<br>
balenaEtcherの公式Webサイトにアクセスして、balenaEtcherをダウンロードして、解凍する。<br>
20行目: 26行目:
または、以下のコマンドを実行する。<br>
または、以下のコマンドを実行する。<br>
  ./balenaEtcher-1.5.98-x64.AppImage
  ./balenaEtcher-1.5.98-x64.AppImage
<br><br>
== Gnome Disks ==
==== 概要 ====
balenaEtcherを使用したくない場合、Gnome Disksを使用することを推奨する。<br>
<br>
==== Gnome Disksのインストール ====
Gnome Disksをインストールするために、以下のコマンドを実行する。<br>
<br>
===== CentOS =====
sudo dnf install gnome-disk-utility
<br>
===== SUSE =====
sudo zypper install gnome-disk-utility
<br>
==== 使用方法 ====
Gnome Disksを起動する。(<code>gnome-disk-utility</code>コマンドを入力して実行することもできる)<br>
まず、Gnome Disksのメインメニュー左からストレージを選択して、右上のメニューボタン(最小化ボタンの左にある)から[Restore Disk Image]を選択する。<br>
次に、ISOファイルを選択する。<br>
[Start Restoring]ボタンを押下すると書き込みが始まる。<br>
<br><br>
== ROSA ImageWriter ==
==== 概要 ====
ROSA ImageWriterは、起動可能なストレージを作成できるソフトウェアである。<br>
<br>
==== ROSA ImageWriterのインストール ====
===== CentOS / SUSE =====
[http://wiki.rosalab.ru/en/index.php/ROSA_ImageWriter ROSA ImageWriterの公式Webサイト]にアクセスして、ROSA ImageWriterをダウンロードする。<br>
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br>
tar xvf RosaImageWriter-<バージョン>-x86_64.tar.xz
cd ~/RosaImageWriter
<br>
ROSA ImageWriterを起動するため、以下のコマンドを実行する。<br>
sudo ./RosaImageWriter
<br>
==== 使用方法 ====
まず、ROSA ImageWriterのメイン画面にて、[Image:]項目の右にあるボタンを押下して、ISOファイルを選択する。<br>
次に、[USB Device:]項目の右にあるボタンを押下して、ストレージを選択する。<br>
最後に、[Write]ボタンを押下して書き込みを開始する。<br>
<br>
ROSA ImageWriterで起動可能なストレージを作成するには時間が掛かるので注意すること。<br>
<br><br>
== DDコマンド ==
==== 概要 ====
Linuxユーザは、GUIツールを使用するのではなく、ターミナルを好むことがある。<br>
<br>
==== 使用方法 ====
ターミナルで起動可能なストレージを作成する場合は、次の手順に従う。<br>
<br>
まず、<code>lsblk</code>コマンドを使用して、Linuxに接続されている全てのストレージのラベルを確認する。<br>
このコマンドを実行する時は、ストレージが接続されていることを確認すること。<br>
もし、接続したストレージが見つからない場合は、このテーマに関する詳細なガイドに従う。(lsblkコマンドの読み出し方法を記載する)<br>
lsblk
<br>
起動可能なストレージを作成するため、以下のコマンドを実行する。<br>
sudo dd if=/dev/sdx of=<ISOファイルのフルパス>.iso status=progress
<br>
プログレスバーメッセージが更新されなくなる時、書き込みが完了する。<br>
<br><br>
<br><br>


__FORCETOC__
__FORCETOC__
[[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Windows10]]
[[カテゴリ:CentOS]][[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Windows10]]

2020年7月12日 (日) 13:41時点における版

概要

ここでは、起動可能なストレージを作成する4つの方法について記載する。
どちらの方法が最適に機能するかを決めるのはユーザと環境次第である。


balenaEtcher

概要

balenaEtcherは、各種OSのイメージファイルを元にして、ブートUSBを作成することができるソフトウェアである。
以下のように、簡単な3ステップで作成できるところが特徴である。

  1. ブートディスクの元になるイメージファイルを選択する。
  2. 書き込み先のUSBメモリやSDカード等を選択する。
  3. 書き込みボタンを押下する。


対応フォーマットは、ISO / IMG / BIN / DMG / BZ2 / DSK / ETCH / GZ / HDDIMG / RAW / RPI-SDIMG / SDCARD / XZ / ZIPである。


balenaetcherのインストール

Windows

balenaEtcherの公式Webサイトにアクセスして、balenaEtcherをダウンロードして、解凍する。
インストーラの場合は、解凍したファイルをダブルクリックしてインストールを行う。
ポータブルの場合は、解凍したファイルをダブルクリックすると実行される。

SUSE

balenaEtcherの公式Webサイトにアクセスして、balenaEtcherをダウンロードして、解凍する。
balenaEtcher-<バージョン名>-x64.AppImageファイルが出力されるので、そのファイルをダブルクリックする。
または、以下のコマンドを実行する。

./balenaEtcher-1.5.98-x64.AppImage



Gnome Disks

概要

balenaEtcherを使用したくない場合、Gnome Disksを使用することを推奨する。

Gnome Disksのインストール

Gnome Disksをインストールするために、以下のコマンドを実行する。

CentOS
sudo dnf install gnome-disk-utility


SUSE
sudo zypper install gnome-disk-utility


使用方法

Gnome Disksを起動する。(gnome-disk-utilityコマンドを入力して実行することもできる)
まず、Gnome Disksのメインメニュー左からストレージを選択して、右上のメニューボタン(最小化ボタンの左にある)から[Restore Disk Image]を選択する。
次に、ISOファイルを選択する。
[Start Restoring]ボタンを押下すると書き込みが始まる。


ROSA ImageWriter

概要

ROSA ImageWriterは、起動可能なストレージを作成できるソフトウェアである。

ROSA ImageWriterのインストール

CentOS / SUSE

ROSA ImageWriterの公式Webサイトにアクセスして、ROSA ImageWriterをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。

tar xvf RosaImageWriter-<バージョン>-x86_64.tar.xz
cd ~/RosaImageWriter


ROSA ImageWriterを起動するため、以下のコマンドを実行する。

sudo ./RosaImageWriter


使用方法

まず、ROSA ImageWriterのメイン画面にて、[Image:]項目の右にあるボタンを押下して、ISOファイルを選択する。
次に、[USB Device:]項目の右にあるボタンを押下して、ストレージを選択する。
最後に、[Write]ボタンを押下して書き込みを開始する。

ROSA ImageWriterで起動可能なストレージを作成するには時間が掛かるので注意すること。


DDコマンド

概要

Linuxユーザは、GUIツールを使用するのではなく、ターミナルを好むことがある。

使用方法

ターミナルで起動可能なストレージを作成する場合は、次の手順に従う。

まず、lsblkコマンドを使用して、Linuxに接続されている全てのストレージのラベルを確認する。
このコマンドを実行する時は、ストレージが接続されていることを確認すること。
もし、接続したストレージが見つからない場合は、このテーマに関する詳細なガイドに従う。(lsblkコマンドの読み出し方法を記載する)

lsblk


起動可能なストレージを作成するため、以下のコマンドを実行する。

sudo dd if=/dev/sdx of=<ISOファイルのフルパス>.iso status=progress


プログレスバーメッセージが更新されなくなる時、書き込みが完了する。