「インストール - ブータブルUSB作成ソフトウェア」の版間の差分
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balenaEtcherを使用したくない場合、Gnome Disksを使用することを推奨する。<br> | |||
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Gnome Disksを起動する。(<code>gnome-disk-utility</code>コマンドを入力して実行することもできる)<br> | |||
まず、Gnome Disksのメインメニュー左からストレージを選択して、右上のメニューボタン(最小化ボタンの左にある)から[Restore Disk Image]を選択する。<br> | |||
次に、ISOファイルを選択する。<br> | |||
[Start Restoring]ボタンを押下すると書き込みが始まる。<br> | |||
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== ROSA ImageWriter == | |||
==== 概要 ==== | |||
ROSA ImageWriterは、起動可能なストレージを作成できるソフトウェアである。<br> | |||
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==== ROSA ImageWriterのインストール ==== | |||
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[http://wiki.rosalab.ru/en/index.php/ROSA_ImageWriter ROSA ImageWriterの公式Webサイト]にアクセスして、ROSA ImageWriterをダウンロードする。<br> | |||
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br> | |||
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ROSA ImageWriterを起動するため、以下のコマンドを実行する。<br> | |||
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まず、ROSA ImageWriterのメイン画面にて、[Image:]項目の右にあるボタンを押下して、ISOファイルを選択する。<br> | |||
次に、[USB Device:]項目の右にあるボタンを押下して、ストレージを選択する。<br> | |||
最後に、[Write]ボタンを押下して書き込みを開始する。<br> | |||
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ROSA ImageWriterで起動可能なストレージを作成するには時間が掛かるので注意すること。<br> | |||
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==== 概要 ==== | |||
Linuxユーザは、GUIツールを使用するのではなく、ターミナルを好むことがある。<br> | |||
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ターミナルで起動可能なストレージを作成する場合は、次の手順に従う。<br> | |||
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まず、<code>lsblk</code>コマンドを使用して、Linuxに接続されている全てのストレージのラベルを確認する。<br> | |||
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起動可能なストレージを作成するため、以下のコマンドを実行する。<br> | |||
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2020年7月12日 (日) 13:41時点における版
概要
ここでは、起動可能なストレージを作成する4つの方法について記載する。
どちらの方法が最適に機能するかを決めるのはユーザと環境次第である。
balenaEtcher
概要
balenaEtcherは、各種OSのイメージファイルを元にして、ブートUSBを作成することができるソフトウェアである。
以下のように、簡単な3ステップで作成できるところが特徴である。
- ブートディスクの元になるイメージファイルを選択する。
- 書き込み先のUSBメモリやSDカード等を選択する。
- 書き込みボタンを押下する。
対応フォーマットは、ISO / IMG / BIN / DMG / BZ2 / DSK / ETCH / GZ / HDDIMG / RAW / RPI-SDIMG / SDCARD / XZ / ZIPである。
balenaetcherのインストール
Windows
balenaEtcherの公式Webサイトにアクセスして、balenaEtcherをダウンロードして、解凍する。
インストーラの場合は、解凍したファイルをダブルクリックしてインストールを行う。
ポータブルの場合は、解凍したファイルをダブルクリックすると実行される。
SUSE
balenaEtcherの公式Webサイトにアクセスして、balenaEtcherをダウンロードして、解凍する。
balenaEtcher-<バージョン名>-x64.AppImageファイルが出力されるので、そのファイルをダブルクリックする。
または、以下のコマンドを実行する。
./balenaEtcher-1.5.98-x64.AppImage
Gnome Disks
概要
balenaEtcherを使用したくない場合、Gnome Disksを使用することを推奨する。
Gnome Disksのインストール
Gnome Disksをインストールするために、以下のコマンドを実行する。
CentOS
sudo dnf install gnome-disk-utility
SUSE
sudo zypper install gnome-disk-utility
使用方法
Gnome Disksを起動する。(gnome-disk-utility
コマンドを入力して実行することもできる)
まず、Gnome Disksのメインメニュー左からストレージを選択して、右上のメニューボタン(最小化ボタンの左にある)から[Restore Disk Image]を選択する。
次に、ISOファイルを選択する。
[Start Restoring]ボタンを押下すると書き込みが始まる。
ROSA ImageWriter
概要
ROSA ImageWriterは、起動可能なストレージを作成できるソフトウェアである。
ROSA ImageWriterのインストール
CentOS / SUSE
ROSA ImageWriterの公式Webサイトにアクセスして、ROSA ImageWriterをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xvf RosaImageWriter-<バージョン>-x86_64.tar.xz cd ~/RosaImageWriter
ROSA ImageWriterを起動するため、以下のコマンドを実行する。
sudo ./RosaImageWriter
使用方法
まず、ROSA ImageWriterのメイン画面にて、[Image:]項目の右にあるボタンを押下して、ISOファイルを選択する。
次に、[USB Device:]項目の右にあるボタンを押下して、ストレージを選択する。
最後に、[Write]ボタンを押下して書き込みを開始する。
ROSA ImageWriterで起動可能なストレージを作成するには時間が掛かるので注意すること。
DDコマンド
概要
Linuxユーザは、GUIツールを使用するのではなく、ターミナルを好むことがある。
使用方法
ターミナルで起動可能なストレージを作成する場合は、次の手順に従う。
まず、lsblk
コマンドを使用して、Linuxに接続されている全てのストレージのラベルを確認する。
このコマンドを実行する時は、ストレージが接続されていることを確認すること。
もし、接続したストレージが見つからない場合は、このテーマに関する詳細なガイドに従う。(lsblkコマンドの読み出し方法を記載する)
lsblk
起動可能なストレージを作成するため、以下のコマンドを実行する。
sudo dd if=/dev/sdx of=<ISOファイルのフルパス>.iso status=progress
プログレスバーメッセージが更新されなくなる時、書き込みが完了する。