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== 概要 ==
== 概要 ==
コンテナとは、ソフトウェアプロセスやマイクロサービスをパッケージ化して、あらゆるコンピューティング環境で実行可能にするソフトウェアソリューションである。<br>
コンテナとは、Linuxシステム上で実行される、互いに隔離されたプロセス群のことである。<br>
また、ソフトウェアプロセスやマイクロサービスをパッケージ化して、あらゆるコンピューティング環境で実行可能にするソフトウェアソリューションである。<br>
<br>
コンテナは、1つのプロセス・グループがシステム上の他のプロセスに干渉しないようにする。<br>
<br>
<br>
コンテナに含まれるファイルには、アプリケーションコード、環境変数、設定コード、バイナリプログラム、ソフトウェアの依存関係、ライブラリ等がある。<br>
コンテナに含まれるファイルには、アプリケーションコード、環境変数、設定コード、バイナリプログラム、ソフトウェアの依存関係、ライブラリ等がある。<br>
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このイメージは、クラウド、オンプレミスのデータシステム、ローカルシステム等、あらゆるプラットフォームにデプロイされる。<br>
このイメージは、クラウド、オンプレミスのデータシステム、ローカルシステム等、あらゆるプラットフォームにデプロイされる。<br>
<br>
<br>
Podman (Pod Manage) は、Open Container Initiatives (OCI) のコンテナイメージを開発、管理、本番環境で実行する時に使用するコンテナエンジンである。<br>
また、不正なプロセスがシステム・リソースを独占することはできず、他のプロセスがタスクを実行するのを妨げることもできる。<br>
悪意のあるコンテナであったとしても、他のコンテナを攻撃したり、データを盗んだり、サービス拒否攻撃を引き起こしたりすることもできない。<br>
<br>
コンテナの最終的な目標は、同じライブラリの異なるバージョンを必要とするアプリケーションと競合しないように、<br>
共有ライブラリの独自のバージョンでアプリケーションをインストールできるようにすることある。<br>
その代わり、コンテナによってアプリケーションは仮想化された環境に住むことができ、あたかもシステム全体を所有しているかのような印象を与えることができる。<br>
<br>
Podman (Pod Manager) は、Open Container Initiatives (OCI) のコンテナイメージを開発、管理、本番環境で実行する時に使用するコンテナエンジンである。<br>
Podmanプロジェクトは、Podmanを<u>Linuxシステム上でOCIコンテナを開発、管理、実行するためのデーモンレス・コンテナ・エンジン</u>と説明している。<br>
<br>
OCIは、コンテナフォーマットとランタイムに関するOSレベルの仮想化ソフトウェアコンテナのオープンなガバナンス構造を実装するために設計された。<br>
OCIは、コンテナフォーマットとランタイムに関するOSレベルの仮想化ソフトウェアコンテナのオープンなガバナンス構造を実装するために設計された。<br>
<br>
<br>
Podmanコンテナは、スーパユーザ / 非スーパーユーザのいずれでも実行可能である。<br>
Podmanコンテナは、スーパユーザ / 非スーパーユーザのいずれでも実行可能である。<br>
<br>
PodmanはDockerと同じコマンドラインでDockerができることのほとんど全てを行うことができるため、Docker = Podmanという単純な行のエイリアスで要約されることが多い。<br>
しかし、Podmanはそれ以上のことができる。<br>
<br>
Dockerを理解することはPodmanを理解する上で重要ではないが役立つこともある。<br>
<br><br>
== コンテナ・オーケストレータ / コンテナ・エンジン / コンテナ・ランタイム ==
コンテナの世界では、コンテナ・オーケストレータ、コンテナ・エンジン、コンテナ・ランタイムといった用語が同じ意味で用いられることがよくある。<br>
<br>
==== コンテナ・オーケストレータ ====
コンテナを複数の異なるマシンやノードにオーケストレートするソフトウェアプロジェクトや製品のことである。<br>
これらのオーケストレータは、コンテナを実行するためにコンテナエンジンと通信する。<br>
<br>
主要なコンテナ・オーケストレータはKubernetesで、元々はDockerデーモンのコンテナ・エンジンと通信するように設計されていたが、<br>
Kubernetesはコンテナ・エンジンとして主にCRI-Oまたはcontainerdを使用しているため、Dockerを使用することは時代遅れになりつつある。<br>
<br>
CRI-Oとcontainerdは、オーケストレーションされたKubernetesコンテナを実行するために構築されている。<br>
<br>
Docker SwarmおよびApache Mesosも、コンテナ・オーケストレータである。<br>
<br>
==== コンテナ・エンジン ====
主に、コンテナ化されたアプリケーションを単一のローカル・ノードで実行するように構成するために使用される。<br>
ユーザ、管理者、開発者が直接起動できる。<br>
<br>
また、ブート時にSystemdユニットファイルから起動したり、Kubernetesのようなコンテナ・オーケストレータから起動することもできる。<br>
<br>
前述したように、CRI-Oとcontainerdは、Kubernetesがコンテナをローカルで管理するために使用するコンテナエンジンである。<br>
一般的に、ユーザが直接使用することは想定されていない。<br>
<br>
DockerとPodmanは、コンテナ化されたアプリケーションを1台のマシンで開発、管理、実行するためにユーザが使用する主要なコンテナエンジンである。<br>
<br>
PodmanがKubernetesのコンテナ起動に使われることはほとんどない。<br>
<br>
Buildahもコンテナエンジンの1つであるが、コンテナイメージの構築にしか使用されない。<br>
<br>
==== Open Container Initiative (OCI) コンテナ・ランタイム ====
Linuxカーネルの様々な部分を設定して、最後にコンテナ化されたアプリケーションを起動する。<br>
最も一般的に使用される2つのコンテナ・ランタイムは、runcとcrunである。<br>
<br>
KataとgVisorも、コンテナ・ランタイムである。<br>
<br>
<u>※注意</u><br>
<u>Open Container Initiative (OCI) は、コンテナフォーマットとランタイムに関するオープンな業界標準を作成することを主な目的とした標準化団体である。</u><br>
<u>詳細を知りたい場合は、https://opencontainers.org を参照すること。</u><br>
<br>
下図は、オープンソース・コンテナ・プロジェクトがどのカテゴリーに当てはまるかを示している。<br>
[[ファイル:Container 1.png|中央]]
<br><br>
<br><br>


112行目: 172行目:
   
   
  # SUSE
  # SUSE
  sudo zypper install meson ninja glib2-devel glibc-devel libseccomp-devel
  sudo zypper install meson ninja glib2-devel glibc-devel libseccomp-devel systemd-devel
<br>
<br>
[https://github.com/containers/conmon conmonのGithub]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br>
[https://github.com/containers/conmon conmonのGithub]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br>
286行目: 346行目:
  </syntaxhighlight>
  </syntaxhighlight>
<br>
<br>
===== catatonitのインストール =====
catatonitは、PodmanやDocker等のコンテナランタイムが、コンテナ内のプロセスを正しく管理するために使う補助的なツールである。<br>
ポッドは、Kubernetes等のオーケストレーションツールで使用される複数のコンテナを1つにまとめた単位であるが、ポッド自体の作成や管理はKubernetesの制御プレーンやAPIサーバが行う。<br>
<br>
catatonitは、コンテナのinitプロセスとして使用される小さなプログラムである。<br>
Podmanや他のコンテナランタイムでは、コンテナ内でプロセスが正しく動作および終了するためにinitプロセスを使用することが一般的である。<br>
catatonitはそのための軽量な選択肢の1つであり、特にリソースの少ない環境やシンプルなコンテナイメージでの使用に適している。<br>
<br>
コンテナのinitプロセスは、コンテナ内で最初に実行されるプロセスであり、次のような役割を果たす。<br>
* 孤児プロセスの回収
*: コンテナ内で起動されたプロセスが終了した時、その親プロセスが終了している場合、プロセスが孤児化される。
*: initプロセスはこれらの孤児プロセスを回収して、適切に終了させる。
*: <br>
* シグナルの管理
*: catatonitは、コンテナに送信されるシグナルをキャッチして、適切にハンドリングする。
*: これにより、コンテナ内で実行中のプロセスがシグナルを受信できるようにする。
*: <br>
* リソースのクリーンアップ
*: コンテナが終了する時、catatonitはシステムリソースを適切にクリーンアップする。
<br>
[https://github.com/openSUSE/catatonit catatonitのGithub]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br>
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br>
tar xf catatonit.tar.xz
cd catatonit
<br>
または、<code>git clone</code>コマンドを実行してソースコードをダウンロードすることもできる。<br>
git clone https://github.com/openSUSE/catatonit.git
cd catatonit
<br>
catatonitをビルドおよびインストールする。<br>
./autogen.sh
mkdir build && cd build
../configure --prefix=<Podmanのインストールディレクトリ>
make -J $(nproc)
make install
<br>
===== 最新のnetavarkが必要な場合 =====
===== 最新のnetavarkが必要な場合 =====
最新バージョンのnetavarkをインストールする場合、ソースコードからインストールする。<br>
最新バージョンのnetavarkをインストールする場合、ソースコードからインストールする。<br>
368行目: 467行目:
  cd bin
  cd bin
  mv ./*  /<Podmanのインストールディレクトリ>/bin
  mv ./*  /<Podmanのインストールディレクトリ>/bin
<br><br>
== Podmanに関連するディレクトリ ==
Podmanに関連するディレクトリを以下に示す。<br>
これらのディレクトリは、Podmanとその関連ツール (Podman Desktop) によって使用されており、rootlessモードで実行する時にユーザのホームディレクトリ配下に作成される。<br>
<br>
* ~/.local/share/containers/storage
*: Podmanが使用するメインのストレージディレクトリである。
*: コンテナイメージ、コンテナ、ボリューム等のデータが格納される。
* ~/.local/share/containers/podman-desktop
*: Podman Desktopアプリケーションが使用するディレクトリである。
*: GUIベースのPodman管理ツールの設定やデータが保存される。
* ~/.local/share/containers/cache
*: Podmanのキャッシュディレクトリである。
*: イメージレイヤーのキャッシュやその他の一時的なデータが保存される。
*: キャッシュを使用することにより、同じイメージの再ダウンロードを避け、操作を高速化する。
<br><br>
<br><br>


472行目: 587行目:


==== Linux仮想マシンの作成と開始 ====
==== Linux仮想マシンの作成と開始 ====
===== Linux仮想マシン (Podman Machine) とは =====
Podman Machineを理解するには、まず、Podmanのアーキテクチャについて知る必要がある。<br>
<br>
Linuxでは、Podmanはデフォルトでrootless (非特権) モードで動作できるため、直接コンテナが実行できる。<br>
<u>Linuxでは、以下に示すようなLinuxカーネルの機能 (コンテナ実行に必要な機能が最初から利用可能) を直接利用できるできるため、</u><br>
<u>Podman Machineは不要であり、podman run等のコマンドが直接実行できる。</u><br>
* namespaces
* cgroups
* SELinux / AppArmor等
<br>
Windows / MacOSでは、Linuxコンテナをネイティブに実行できないため、仮想マシンを介してLinux環境を用意する必要があるため、仮想マシン (VM) が必要になる。<br>
この仮想マシンを<u>Podman Machine</u>と呼ぶ。<br>
<br>
podman machineコマンドの役割を以下に示す。<br>
* Windows / MacOS環境で必要な仮想マシンを起動すること。
* 仮想マシン内でPodmanデーモンを開始すること。
* ホストOSからコンテナを操作できるような環境を準備すること。
<br>
podman machineコマンドを実行せずにpodman runコマンド等が使用できる環境は、以下の通りである。<br>
* ホストOSがLinux
* Podman Machineが自動的に設定・起動されている状態
<br>
===== Linux仮想マシンの初期化 =====
===== Linux仮想マシンの初期化 =====
コンテナが実行される新しいLinux仮想マシンを初期化する。<br>
コンテナが実行される新しいLinux仮想マシンを初期化する。<br>
480行目: 617行目:
一般的なFedora CoreOSのアップグレードは14日ごとに行われるが、自動アップデートのZincataはPodmanマシンでは無効になっている。<br>
一般的なFedora CoreOSのアップグレードは14日ごとに行われるが、自動アップデートのZincataはPodmanマシンでは無効になっている。<br>
<br>
<br>
もし、LinuxホストでPodman Machineを作成した場合は、~/.local/share/containers/podman/machineディレクトリに初期ファイルが生成される。<br>
これは、2[GB]程度の容量が必要なため、Linux上ではPodman Machineは不要であることから削除することを推奨する。<br>
<br>
===== Linux仮想マシンの編集 =====
===== Linux仮想マシンの編集 =====
<u>Podmanをソースコードから任意のディレクトリにインストールした場合、</u><br>
<u>Podmanをソースコードから任意のディレクトリにインストールした場合、</u><br>
533行目: 674行目:
<br><br>
<br><br>


== Podmanの動作確認 ==
== Podmanのデータ保存場所と設定 ==
Podmanの動作を確認するため、テストイメージをダウンロードして実行する。<br>
==== Linux環境でのデフォルト保存場所 ====
  podman run hello-world
Podmanのイメージやコンテナの保存場所は、実行モードによって異なる。<br>
<br><br>
* rootlessモード (非rootユーザとして実行)
 
*: ~/.local/share/containers
== Podmanのストレージ ==
* rootモード (root権限で実行)
コンテナ内で発生したデータは同じコンテナ内のどこかに書き込まれるが、コンテナを破棄すると同時に削除される。<br>
*: /var/lib/containers
コンテナを破棄してもデータは保存する場合、または、他のコンテナで再利用する場合は、コンテナ外にデータ保存領域を作成する機能を提供している。<br>
<br>
<br>
* ボリューム
==== Windows環境での保存場所 ====
*: Podmanの管理下でストレージ領域を確保する。
Windowsでは、WSL2ベースのPodman Machineを使用するため、データはWSL2内に保存される。<br>
*: ルートレスモードのデフォルトでは、~/.local/share/containersディレクトリである。
* WSL2ディストリビューション内
*: <br>
*: \\wsl$\podman-machine-default\
*: 名前付きボリュームと匿名ボリュームがあり、名前付きの場合はホスト内で名前解決できるため簡単にアクセスすることができる。
*: 匿名ボリュームは任意のハッシュ値が振られる。
*: <br>
*: 他のプロセスからはアクセスできないため安全に使用できる。
*: <br>
* バインドマウント
*: ホスト側のディレクトリをコンテナ内のディレクトリと共有する。
*: <br>
*: <br>
* tmpfs
*: 具体的なパスの例 (VM内部)
*: メモリ上に一時的なストレージ領域を確保する。
*: /var/lib/containers
*: 使用用途としては、機密性の高い情報を一時的にマウントする場合等がある。
*: ~/.local/share/containers
<br>
<br>
<code>-v</code>オプション、<code>VOLUME</code>、<code>volumes</code>で指定する場合に関しても、基本的には上記のいずれかを扱っている。<br>
ホスト側からのアクセスとしては、<u>\\wsl$\podman-machine-default\home\user\.local\share\containers</u> となる。<br>
<br><br>
 
== Containerfile ==
==== Containerfileとは ====
Containerfileは、コンテナイメージの作成手順を自動化する設定ファイルである。<br>
コンテナエンジン (Podman、Buildah、Docker) は、Containerfileから指示を読み取り、イメージの作成に必要なステップを自動化する。<br>
イメージを構築を自動化するには、Containerfileというファイルを作成する必要がある。<br>
<br>
<br>
Containerfileには、コンテナを構築するためのベースになる環境、実行するコマンド、配置するファイル等が記述されている。<br>
==== Podmanの設定ファイル ====
Containerfileには、Containerfileを含むコンテキストディレクトリのパスを引数として、<code>buildah bud</code>、<code>podman build</code>コマンドを呼び出す。<br>
===== storage.conf : ストレージ保存場所の設定 =====
PodmanおよびBuildahのデフォルトはContainerfileであり、Dockerfileにフォールバックする。<br>
このファイルは、イメージやコンテナの物理的な保存場所 (graphroot) を設定する。<br>
<br>
<br>
Containerfileは、Dockerfileと同じシンタックスをサポートしている。<br>
* rootlessモード
*: ~/.config/containers/storage.conf
* rootモード
*: /etc/containers/storage.conf
<br>
<br>
Containerfileで作成したPodmanイメージを[https://quay.io Quay.io]にアップロードすることも可能である。<br>
===== containers.conf : コンテナ動作の設定 =====
このファイルは、コンテナの実行時動作 (デフォルトネットワーク、リソース制限、ヘルパーバイナリ等) を設定する。<br>
<br>
<br>
 
* rootlessモード
==== イメージの構築 ====
*: ~/.config/containers/containers.conf
podman build -t <任意のリポジトリ名>/<任意のタグ名> .
* rootモード
*: /etc/containers/containers.conf
# Containerfileのパスを指定する場合
podman build -t <任意のリポジトリ名>/<任意のタグ名> -f <Containerfileのパス>
<br>
<br>
==== シンタックス ====
==== デフォルト保存場所の変更方法 ====
===== FROM =====
===== 方法 1 : storage.confの編集 =====
FROM <pullするイメージ名>:<タグ名>
storage.confファイルを編集して、保存場所を変更する。<br>
# 別名を指定する場合
FROM <pullするイメージ名>:<タグ名> AS <別名>
#
FROM <pullするイメージ名>@<ダイジェスト名>
# 別名を指定する場合
FROM <pullするイメージ名>@<ダイジェスト名> AS <別名>
<br>
<br>
===== MAINTAINER =====
* rootlessモード
MAINTAINERは生成されたイメージの作者フィールドを設定する。<br>
*: ~/.config/containers/storage.conf
ユーザにサポートのためのEメールもしくはURLを提供する場合に使用する。<br>
* rootモード
MAINTAINER <作者名> <メールアドレス>
*: /etc/containers/storage.conf
<br>
<br>
===== USER =====
<syntaxhighlight lang="toml">
コンテナ内のユーザを指定する。<br>
[storage]
  # ユーザをrootにする
driver = "overlay"
  USER root
graphroot = "/path/to/new/location"  # イメージとコンテナの保存先
  runroot = "/path/to/run/location"    # 実行時データの保存先
  </syntaxhighlight>
<br>
<br>
===== WORKDIR =====
===== 方法 2 : 環境変数の使用 =====
作業ディレクトリを追加する。<br>
一時的に保存場所を変更する場合は、環境変数を設定する。<br>
WORKDIR <作業ディレクトリパス>
設定変更後は、Podmanを再起動、または、新規コンテナで変更が反映される。<br>
<br>
<br>
 
  <syntaxhighlight lang="bash">
===== ARG =====
  export CONTAINERS_STORAGE_CONF=/path/to/custom/storage.conf
Containerfile内で使用する変数を定義する。
  </syntaxhighlight>
# 変数を定義する場合
  ARG <変数名>
   
  # 変数を定義して値を代入する場合
ARG <変数名>=<>  
<br>
<br>
===== ENV =====
==== Podman Machine環境での変更 ====
環境変数を定義する。<br>
Podman Machine (WSL2やVM等) を使用している場合、保存場所の変更方法が異なる。<br>
ENV <環境変数名> <値>
# または
ENV <環境変数名>=<値>
<br>
<br>
===== ADD =====
===== VM内の保存場所を変更する場合 =====
イメージにファイルやディレクトリを追加する。<br>
Podman MachineにSSH接続する。<br>
  # ファイルまたはディレクトリを1つ追加する場合
  podman machine ssh
ADD <ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス> <コンテナ側のファイルまたはディレクトリのパス>
# ファイルまたはディレクトリを複数追加する場合
ADD <ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 1> <ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 2> ... <コンテナ側のファイルまたはディレクトリのパス>
# []で囲むこともできる
ADD ["<ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 1>", "<ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 2>" ... "<コンテナ側のファイルまたはディレクトリのパス>"]
<br>
<br>
===== COPY =====
VM内でstorage.confを編集する。<br>
ホスト側のファイルおよびディレクトリをイメージに複製する。<br>
  # rootlessモードの場合
  # ファイルまたはディレクトリを1つ追加する場合
  vi ~/.config/containers/storage.conf
  COPY <ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス> <コンテナ側のファイルまたはディレクトリのパス>
   
   
  # ファイルまたはディレクトリを複数追加する場合
  # rootモードの場合
  COPY <ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 1> <ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 2> ... <コンテナ側のファイルまたはディレクトリのパス>
  sudo vi /etc/containers/storage.conf
# []で囲むこともできる
COPY ["<ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 1>", "<ホスト側のファイルまたはディレクトリのパス 2>" ... "<コンテナ側のファイルまたはディレクトリのパス>"]
<br>
<br>
===== EXPOSE =====
===== Podman Machine自体のディスクイメージ保存場所 =====
コンテナ実行時にリッスンするポート番号を指定する。<br>
Podman Machine自体の仮想ディスクイメージは、以下に示す場所に保存されている。<br>
# ポートを1つ開放する場合
ディスクイメージの保存場所を変更することも可能であるが、Podman Machineの再作成が必要になる場合がある。<br>
EXPOSE <ポート番号>
# ポートを複数開放する場合
EXPOSE <ポート番号 1> <ポート番号 2> ...
<br>
===== ENTRYPOINT =====
コンテナの起動時に実行する処理を指定する。<br>
# 実行可能コマンドを指定する
# 実行可能コマンドは、フルパスを指定しなければならない。
ENTRYPOINT ["<実行可能コマンド>", "<引数 1>", "<引数 2>", "<引数...>"]
# シェルで実行するコマンドを指定する : /bin/sh -c "<コマンド> <引数 1> <引数 2> <引数...>"
ENTRYPOINT <コマンド> <引数 1> <引数 2> <引数...>
<br>
===== RUN =====
RUNには2つのシンタックスがある。<br>
# 実行可能コマンドを指定する
# 実行可能コマンドは、フルパスを指定しなければならない。
RUN ["<実行可能コマンド>", "<引数 1>", "<引数 2>", "<引数...>"]
# シェルで実行するコマンドを指定する : /bin/sh -c "<コマンド> <引数 1> <引数 2> <引数...>"
RUN <コマンド> <引数 1> <引数 2> <引数...>
<br>
<br>
* Linux
*: ~/.local/share/containers/podman/machine/
* Windows
*: %USERPROFILE%\.local\share\containers\podman\machine\
<br><br>


===== RUN mounts =====
== Podmanの動作確認 ==
コンテナにファイルシステムをマウントする。<br>
Podmanの動作を確認するため、テストイメージをダウンロードして実行する。<br>
現在サポートされているマウントの種類は、bind、cache、secret、tmpfsである。<br>
  podman run hello-world
<br>
* RUN mountsの全体のオプション
** src / source
**: ボリュームおよびbindのマウント元のパスを指定する。 (<u>bindでは必須である</u>)
**: <code>from</code>を指定する場合、<code>src</code>は<code>from</code>フィールドのサブパスになる。
** dst / destination / target
**: マウント先の指定する。
** ro / read-only
**: <code>true</code> (デフォルト) または <code>false</code>を指定する。
*: <br>
* マウントの種類がbindのみの設定
** bind-propagation
**: <code>shared</code>、<code>slave</code>、<code>private</code>、<code>rshared</code>、<code>rslave</code>、<code>rprivate</code> (デフォルト)
** bind-nonrecursive
**: 再帰的なバインドマウントを設定しない。
**: デフォルトでは再帰的である。
** from
**: src / sourceのルートのステージ名またはイメージ名を指定する。
**: デフォルトはビルドコンテキスト。
** rw / read-write
**: マウントへの書き込みを許可する。
*: <br>
* マウントの種類がtmpfsのみの設定
** tmpfs-size
**: tmpfsマウントのサイズ (バイト)。
**: Linuxのデフォルトでは無制限である。
** tmpfs-mode
**: tmpfsのファイルモードを8進数で指定する。
**: Linuxのデフォルトは<u>1777</u>である。
** tmpcopyup
**: tmpfsマウントによりシャドウされるパスは、tmpfs自体に再帰的にコピーされる。
*: <br>
* マウントの種類がcacheのみの設定
** id
**: 特定のidに対して、個別のキャッシュディレクトリを作成する。
** mode
**: 新しいキャッシュディレクトリのファイルモード (8進数) を指定する。
**: デフォルトは<u>0755</u>である。
** ro / readonly
**: キャッシュの読み取り専用となる。
** uid
**: キャッシュディレクトリのuid。
** gid
**: キャッシュディレクトリのgid。
** from
**: src / sourceのルートのステージ名を指定する。
**: デフォルトはホストキャッシュディレクトリである。
** rw / read-write
**: マウントへの書き込みを許可する。
<br>
RUN mounts type=<マウントの種類>,<ホスト側のパス>:<コンテナ側のパス>
# マウントの種類はbind、ホスト側のパスは/tmp/sample1、コンテナ側のパスは/tmp/sample2の場合
RUN mounts type=bind,source=/tmp/sample1,destination=/tmp/sample2
# マウントの種類はtmpfs、サイズは512[MB]、コンテナ側のパスは/tmp/directoryの場合
RUN mounts type=tmpfs,tmpfs-size=512M,destination=/tmp/directory
# マウントの種類はsecret、IDはmysecret、コンテナ側のsecretのパスは/tmp/secret/mysecretの場合
RUN mounts type=secret,id=mysecret cat /run/secrets/mysecret
<br>
===== CMD =====
ContainerfileのCMDは1つのみ指定できる。<br>
複数のCMDが記述されている場合は、最後のCMDのみが有効になる。<br>
<br>
CMDには3つのシンタックスがある。<br>
# 実行可能コマンドを指定する
# 実行可能コマンドは、フルパスを指定しなければならない。
# 例: CMD ["/usr/bin/wc","--help"]
CMD ["<実行可能コマンド>", "<引数 1>", "<引数 2>", "<引数...>"]
# 実行可能ファイルを省略する場合は、ENTRYPOINTにデフォルトの引数を指定する
CMD ["<引数 1>", "<引数 2>", "<引数...>"]
# シェルで実行するコマンドを指定する : /bin/sh -c "<コマンド> <引数 1> <引数 2> <引数...>"
# 例: CMD echo "This is a test." | wc -
CMD <コマンド> <引数 1> <引数 2> <引数...>
<br><br>
<br><br>


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<br><br>
<br><br>


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|title={{PAGENAME}} : Exploring Electronics and SUSE Linux | MochiuWiki
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