📢 Webサイト閉鎖と移転のお知らせ
このWebサイトは2026年9月に閉鎖いたします。
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== 概要 == | == 概要 == | ||
一般的に、カーネルをアップデートしても古いカーネルは削除せず、新バージョンとともに旧バージョンのカーネルもGRUBから起動できるようにすることが多い。<br> | |||
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新バージョンがうまく動かない場合を考えると安心できるシステムだが、カーネルのアップデートが比較的短い間隔で行われるディストリビューションでは、<br> | 新バージョンがうまく動かない場合を考えると安心できるシステムだが、カーネルのアップデートが比較的短い間隔で行われるディストリビューションでは、<br> | ||
ディスクスペースが圧迫されることやGRUBのメニューも煩雑になる。<br> | |||
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== 古いカーネルを削除する == | == 古いカーネルを削除する == | ||
==== | 各ディストリビューションで設定方法が異なるため、変更前にバックアップを取ることを推奨する。<br> | ||
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==== RHEL ==== | |||
* 設定ファイル | |||
*: /etc/yum.conf | |||
*: または | |||
*: /etc/dnf/dnf.conf | |||
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* installonly_limit パラメータで保持するカーネル数を指定する。 | |||
* デフォルトは3である。 | |||
* 最小値は2 (値1は明示的に禁止されている) | |||
* 0に設定すると制限なし (非推奨) | |||
* 特定のカーネルを除外したい場合は、同ファイルに <code>exclude=</code> または <code>excludepkgs=</code> を使用できる。 | |||
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yum- | # /etc/yum.conf または /etc/dnf/dnf.conf | ||
installonly_limit=3 | |||
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また、RHELではdnf-utilsパッケージが存在しており、その中のpackage-cleanupコマンドを実行すれば、古いカーネルを簡単に削除できる。<br> | |||
まず、dnf-utilsをインストールする。<br> | |||
sudo dnf install dnf-utils | |||
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<code>--oldkernels</code>オプションを付加して、<code>package-cleanup</code>コマンドを実行する。<br> | |||
sudo package-cleanup --oldkernels | sudo package-cleanup --oldkernels | ||
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標準では、最新のカーネルと1世代前のカーネルを残して、2世代前以前のカーネル(kernelとkernel-devel)が削除される。<br> | |||
さらに古いカーネルも残す場合は、<code>package-cleanup</code>コマンドに、<code>--count=<残すカーネル数></code>オプションを付加する。<br> | |||
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以下の例では、最新のカーネルから2世代前のカーネルを残している。<br> | |||
sudo package-cleanup --oldkernels --count=3 | sudo package-cleanup --oldkernels --count=3 | ||
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<u>TWでは、purge-kernels.serviceが動作しているため、自動的にクリーンアップを行っている。</u><br> | <u>TWでは、purge-kernels.serviceが動作しているため、自動的にクリーンアップを行っている。</u><br> | ||
sudo systemctl start purge-kernels.service | sudo systemctl start purge-kernels.service | ||
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==== Debian ==== | |||
* 設定ファイル | |||
*: /etc/apt/apt.conf.d/01autoremove-kernels : 保持するカーネルのリストを含む自動生成ファイル | |||
*: /etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal : カーネルインストール時に01autoremove-kernelsを生成するスクリプト | |||
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APT 2.4.5以降では、この機能が直接aptに実装され、デフォルトで2つのカーネルを保護する。<br> | |||
カスタム設定を追加する場合は、/etc/apt/apt.conf.d/ ディレクトリに新しいファイルを作成することが可能である。<br> | |||
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また、Debianではスクリプトの編集が必要である。<br> | |||
/etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal スクリプトが以下に示すものを保護する。<br> | |||
* 現在実行中のカーネル | |||
* インストール / 設定中のカーネル | |||
* 最新のカーネル | |||
* 1つの前のカーネル | |||
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* 2つだけに制限する方法 | |||
*: /etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal スクリプトを編集する。 | |||
*: まずバックアップを作成する。 | |||
*: <code>sudo cp /etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal{,.backup}</code> | |||
*: <br> | |||
*: スクリプト内の該当部分を編集して、保持するカーネル数を調整する。 | |||
*: スクリプトの先頭付近に以下に示す設定を追記する。 | |||
*: <syntaxhighlight lang="text"> | |||
# 保持するカーネル数 (実行中のカーネル以外) | |||
NKER=1 | |||
</syntaxhighlight> | |||
*: スクリプトを手動実行して設定を反映する。 | |||
*: <code>sudo /etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal $(uname -r)</code> | |||
*: <br> | |||
*: <u>※注意</u> | |||
*: <u>スクリプトはカーネルのインストール / 削除時にのみ再実行される。</u> | |||
<br> | |||
また、以下に示す設定は、"カーネルを自動削除から保護" および "特定のカーネルバージョンを保護する" である。<br> | |||
# 例: | |||
sudo vi /etc/apt/apt.conf.d/01autoremove-kernels-override | |||
<br> | |||
# カーネルを自動削除から保護する場合 | |||
APT::NeverAutoRemove { | |||
"^linux-image-.*-generic$"; | |||
"^linux-headers-.*-generic$"; | |||
"^linux-image-extra-.*-generic$"; | |||
}; | |||
<br> | |||
# 特定のカーネルバージョンを保護する場合 | |||
APT::NeverAutoRemove { | |||
"^linux-image-5\.15\.0-.*-generic$"; | |||
}; | |||
<br> | |||
また、保持するカーネル数を変更する場合は、/etc/kernel/postinst.d/apt-auto-removal スクリプトを編集する必要がある。<br> | |||
<br><br> | <br><br> | ||
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[[カテゴリ: | [[カテゴリ:RHEL]][[カテゴリ:SUSE]] | ||