「インストール - Git(Raspberry Pi)」の版間の差分
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== Gitサーバの設定 == | == Gitサーバの設定 == | ||
まず、Raspberry PiにGitをインストールする。<br> | まず、Raspberry PiにGitをインストールする。<br> | ||
sudo apt install git | |||
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次に、リモートリポジトリを作成する。<br> | |||
リモートリポジトリはサーバ用であるので、ワークツリーを持たないbareリポジトリとする。<br> | リモートリポジトリはサーバ用であるので、ワークツリーを持たないbareリポジトリとする。<br> | ||
リモートリポジトリ専用ディレクトリの作成 | # リモートリポジトリ専用ディレクトリの作成 | ||
mkdir -p /home/pi/git/SampleGit_01.git | |||
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リモートリポジトリに移動する。<br> | |||
cd /home/pi/git/SampleGit_01.git | |||
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bareリポジトリを作成する。<br> | |||
git init --bare | |||
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== 公開鍵認証の設定 == | == 公開鍵認証の設定 == | ||
==== 公開鍵と秘密鍵の生成 ==== | |||
クライアントPCにおいて、公開鍵と秘密鍵を作成する。<br> | |||
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SourceTreeを起動して、メニューバーの[ツール] - [SSHキーの作成]を選択して、[PuTTY Key Generator] - [Generate]ボタンを押下する。<br> | SourceTreeを起動して、メニューバーの[ツール] - [SSHキーの作成]を選択して、[PuTTY Key Generator] - [Generate]ボタンを押下する。<br> | ||
鍵の作成が完了したら、[Save public key]ボタンおよび[Save private key]ボタンを押下して、各々の鍵ファイルを保存する。<br> | 鍵の作成が完了したら、[Save public key]ボタンおよび[Save private key]ボタンを押下して、各々の鍵ファイルを保存する。<br> | ||
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また、秘密鍵を保存する時にパスフレーズを聞かれるが、パスフレーズは設定しない。<br> | また、秘密鍵を保存する時にパスフレーズを聞かれるが、パスフレーズは設定しない。<br> | ||
[[ファイル:Raspberry Pi Git Install 01.png|フレームなし|中央]] | [[ファイル:Raspberry Pi Git Install 01.png|フレームなし|中央]] | ||
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SourceTreeの[ツール]メニューバー - [SSHエージェントの起動]を選択して、上記で作成した秘密鍵を読み込む。<br> | |||
まず、Raspberry | <br> | ||
==== 公開鍵の設定 ==== | |||
Gitサーバにおいて、公開鍵を設定する。<br> | |||
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まず、Raspberry PiにSSHでログインして、ホームディレクトリに公開鍵ファイルをコピーする。<br> | |||
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次に、公開鍵の方式をopensslに変換する。<br> | |||
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<u>※注意</u><br> | |||
<u>アップロードした公開鍵ファイルは、必ず削除すること。</u><br> | |||
# ホームディレクトリに.sshディレクトリを作成する | |||
mkdir ~/.ssh | |||
# 公開鍵の方式をopensslに変換する | |||
ssh-keygen -i -f public_key >> .ssh/authorized_keys | |||
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鍵情報を保存しているディレクトリおよびファイルのパーミッションを変更する。<br> | |||
chmod 700 ~/.ssh | |||
chmod 600 .ssh/authorized_keys | |||
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==== SSH接続の確認 ==== | |||
クライアントPCにおいて、SourceTreeの設定にリモートリポジトリのアドレスを入力する。<br> | |||
Gitとして認識されるかどうかを確認する。<br> | |||
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アドレスの指定方法は、下記を参照すること。<br> | アドレスの指定方法は、下記を参照すること。<br> | ||
ssh://[Raspberry Piのユーザ名]@[サーバーアドレス:SSHポート]/home/pi/git/SampleGit_01.git | |||
例 : <nowiki>ssh://pi@RASPBERRYPI:22/home/pi/git/SampleGit_01.git</nowiki> | |||
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下図のように、[クローン]ボタンを押下すると、ローカルリポジトリにクローンされる。<br> | 下図のように、[クローン]ボタンを押下すると、ローカルリポジトリにクローンされる。<br> | ||
[[ファイル:Raspberry Pi Git Install 02.png|フレームなし|中央]] | [[ファイル:Raspberry Pi Git Install 02.png|フレームなし|中央]] | ||
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== | == 使用例 : リモートリポジトリへプッシュ == | ||
クローンしたローカルリポジトリに、Sample.txtという空のファイルを作成してコミットする。<br> | クローンしたローカルリポジトリに、Sample.txtという空のファイルを作成してコミットする。<br> | ||
SourceTreeにmasterブランチが作成されるので、ブランチを選択して[プッシュ] | <br> | ||
SourceTreeにmasterブランチが作成されるので、ブランチを選択して[プッシュ]ボタンを押下すると、ローカルリポジトリがリモートリポジトリにプッシュされる。<br> | |||
[[ファイル:Raspberry Pi Git Install 03.png|フレームなし|中央]] | [[ファイル:Raspberry Pi Git Install 03.png|フレームなし|中央]] | ||
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== | == 使用例 : リモートリポジトリから別のローカルリポジトリにクローン == | ||
正常にプッシュされたかどうか、リモートリポジトリから別のローカルリポジトリにクローンする。<br> | 正常にプッシュされたかどうか、リモートリポジトリから別のローカルリポジトリにクローンする。<br> | ||
[[ファイル:Raspberry Pi Git Install 04.png|フレームなし|中央]] | [[ファイル:Raspberry Pi Git Install 04.png|フレームなし|中央]] | ||
ローカルディレクトリにSample. | <br> | ||
ローカルディレクトリにSample.txtファイルがコピーされているかどうかを確認する。<br> | |||
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2025年1月13日 (月) 02:54時点における最新版
Gitサーバの設定
まず、Raspberry PiにGitをインストールする。
sudo apt install git sudo apt install git-core
次に、リモートリポジトリを作成する。
リモートリポジトリはサーバ用であるので、ワークツリーを持たないbareリポジトリとする。
# リモートリポジトリ専用ディレクトリの作成 mkdir -p /home/pi/git/SampleGit_01.git
リモートリポジトリに移動する。
cd /home/pi/git/SampleGit_01.git
bareリポジトリを作成する。
git init --bare
公開鍵認証の設定
公開鍵と秘密鍵の生成
クライアントPCにおいて、公開鍵と秘密鍵を作成する。
SourceTreeを起動して、メニューバーの[ツール] - [SSHキーの作成]を選択して、[PuTTY Key Generator] - [Generate]ボタンを押下する。
鍵の作成が完了したら、[Save public key]ボタンおよび[Save private key]ボタンを押下して、各々の鍵ファイルを保存する。
また、秘密鍵を保存する時にパスフレーズを聞かれるが、パスフレーズは設定しない。
SourceTreeの[ツール]メニューバー - [SSHエージェントの起動]を選択して、上記で作成した秘密鍵を読み込む。
公開鍵の設定
Gitサーバにおいて、公開鍵を設定する。
まず、Raspberry PiにSSHでログインして、ホームディレクトリに公開鍵ファイルをコピーする。
次に、公開鍵の方式をopensslに変換する。
※注意
アップロードした公開鍵ファイルは、必ず削除すること。
# ホームディレクトリに.sshディレクトリを作成する mkdir ~/.ssh # 公開鍵の方式をopensslに変換する ssh-keygen -i -f public_key >> .ssh/authorized_keys
鍵情報を保存しているディレクトリおよびファイルのパーミッションを変更する。
chmod 700 ~/.ssh chmod 600 .ssh/authorized_keys
SSH接続の確認
クライアントPCにおいて、SourceTreeの設定にリモートリポジトリのアドレスを入力する。
Gitとして認識されるかどうかを確認する。
アドレスの指定方法は、下記を参照すること。
ssh://[Raspberry Piのユーザ名]@[サーバーアドレス:SSHポート]/home/pi/git/SampleGit_01.git 例 : ssh://pi@RASPBERRYPI:22/home/pi/git/SampleGit_01.git
下図のように、[クローン]ボタンを押下すると、ローカルリポジトリにクローンされる。
使用例 : リモートリポジトリへプッシュ
クローンしたローカルリポジトリに、Sample.txtという空のファイルを作成してコミットする。
SourceTreeにmasterブランチが作成されるので、ブランチを選択して[プッシュ]ボタンを押下すると、ローカルリポジトリがリモートリポジトリにプッシュされる。
使用例 : リモートリポジトリから別のローカルリポジトリにクローン
正常にプッシュされたかどうか、リモートリポジトリから別のローカルリポジトリにクローンする。
ローカルディレクトリにSample.txtファイルがコピーされているかどうかを確認する。