📢 Webサイト閉鎖と移転のお知らせ
このWebサイトは2026年9月に閉鎖いたします。
新しい記事は移転先で追加しております。(旧サイトでは記事を追加しておりません)
| (同じ利用者による、間の23版が非表示) | |||
| 27行目: | 27行目: | ||
==== ソースコードからインストール ==== | ==== ソースコードからインストール ==== | ||
Apache2をビルドするために必要なライブラリをインストールする。<br> | Apache2をビルドするために必要なライブラリをインストールする。<br> | ||
sudo zypper install | sudo zypper install libcurl-devel libexpat-devel libnghttp2-devel zlib-devel libxml2-devel libjansson-devel \ | ||
libopenssl-devel libopenssl-1_1-devel lua53-devel pcre-devel systemd-devel | libopenssl-devel libopenssl-1_1-devel lua53-devel pcre-devel pcre2-devel systemd-devel valgrind-devel | ||
<br> | <br> | ||
[https://httpd.apache.org/download.cgi Apache2の公式Webサイト]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br> | まず、APR(Apache Portable Runtime)をソースコードからインストールする。<br> | ||
[http://apr.apache.org/download.cgi APRの公式Webサイト]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br> | |||
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br> | |||
tar xf apr-<バージョン>.tar.gz | |||
cd apr-<バージョン> | |||
<br> | |||
APRをビルドおよびインストールする。<br> | |||
mkdir builddir && cd builddir | |||
../configure --prefix=<APRのインストールディレクトリ> --enable-threads | |||
make -j $(nproc) | |||
make install | |||
<br> | |||
次に、APR-Utilをソースコードからインストールする。<br> | |||
[http://apr.apache.org/download.cgi APR-Utilの公式Webサイト]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br> | |||
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br> | |||
tar xf apr-util-<バージョン>.tar.gz | |||
cd apr-util-<バージョン> | |||
<br> | |||
APR-Utilをビルドおよびインストールする。<br> | |||
mkdir apr-util-build && cd apr-util-build | |||
../configure --prefix=<APRのインストールディレクトリ> \ | |||
--with-apr=<APRのインストールディレクトリ> \ # APRを任意のディレクトリにインストールしている場合 | |||
--with-valgrind # Valgrindを有効にする場合 | |||
<br> | |||
最後に、[https://httpd.apache.org/download.cgi Apache2の公式Webサイト]にアクセスして、ソースコードをダウンロードする。<br> | |||
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br> | ダウンロードしたファイルを解凍する。<br> | ||
tar xf httpd-<バージョン>.tar.bz2 | tar xf httpd-<バージョン>.tar.bz2 | ||
| 38行目: | 62行目: | ||
mkdir build_Apache2 && cd build_Apache2 | mkdir build_Apache2 && cd build_Apache2 | ||
../configure --prefix=<Apache2のインストールディレクトリ> | ../configure --prefix=<Apache2のインストールディレクトリ> \ | ||
--with-apr= | --with-apr=<APRのインストールディレクトリ> \ | ||
--with-apr-util= | --with-apr-util=<APR-Utilのインストールディレクトリ> \ | ||
--with-included-apr=/ | --with-included-apr=/<APRのインストールディレクトリ>/include/apr-1 \ # srclib内のAPRとAPR-Utilもビルド対象にする | ||
--with-mpms-shared=all | --with-mpms-shared=all \ # worker, prefork, eventをビルド対象にする | ||
--with-pcre=<PCREのインストールディレクトリ> | --with-pcre=<PCREのインストールディレクトリ> \ # 例. /usr/local/src/pcre-<バージョン>/pcre-config | ||
--with-ssl=<OpenSSLのインストールディレクトリ> \ # 例. /usr/local/src/ssl | --with-ssl=<OpenSSLのインストールディレクトリ> \ # 例. /usr/local/src/ssl | ||
--enable-dav --enable-dav-fs | --enable-dav --enable-dav-fs \ | ||
--enable-deflate | --enable-deflate \ | ||
--enable-headers | --enable-headers \ | ||
--enable-mods-shared= | --enable-mods-shared=reallyall \ # 動的モジュールをビルド対象にする | ||
--enable-proxy --enable-proxy-ajp | --enable-proxy --enable-proxy-ajp \ | ||
--enable-rewrite=shared | --enable-rewrite=shared \ | ||
--enable-ssl | --enable-ssl \ # SSLモジュールをビルド対象にする | ||
--enable-so | --enable-so \ | ||
--enable-speling=shared | --enable-speling=shared \ | ||
--enable-systemd | --enable-systemd | ||
| 101行目: | 125行目: | ||
#EnvironmentFile=/<Apache2の設定ファイルがあるディレクトリ>/conf/httpd.conf | #EnvironmentFile=/<Apache2の設定ファイルがあるディレクトリ>/conf/httpd.conf | ||
#Environment=LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/ssl/lib:/usr/local/lib:/usr/local/lib64:/usr/lib | #Environment=LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/ssl/lib:/usr/local/lib:/usr/local/lib64:/usr/lib | ||
ExecStart=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl start | ExecStart=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl -k start | ||
ExecReload=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl graceful | ExecReload=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl -k graceful | ||
ExecStop=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl stop | ExecStop=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl -k stop | ||
#ExecStart=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/httpd \$OPTIONS -DFOREGROUND | #ExecStart=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/httpd \$OPTIONS -DFOREGROUND | ||
| 112行目: | 136行目: | ||
# Normally, Systemd sends SIGTERM signal right after the ExecStop, which would kill httpd. We are sending useless SIGCONT here to give httpd time to finish. | # Normally, Systemd sends SIGTERM signal right after the ExecStop, which would kill httpd. We are sending useless SIGCONT here to give httpd time to finish. | ||
#KillSignal=SIGCONT | #KillSignal=SIGCONT | ||
PrivateTmp=true | |||
[Install] | [Install] | ||
| 156行目: | 180行目: | ||
Webブラウザに、http://localhost と入力する。<br> | Webブラウザに、http://localhost と入力する。<br> | ||
"Welcome to SUSE Web Site"と記載されたWebページが表示されれば、Apache2のインストールは完了である。<br> | "Welcome to SUSE Web Site"と記載されたWebページが表示されれば、Apache2のインストールは完了である。<br> | ||
<br><br> | |||
== mod_fcgidモジュール (FastCGI) == | |||
==== mod_fcgidモジュールとは ==== | |||
mod_fcgidモジュールは、Apache HTTP ServerのFastCGI実装の1つであり、動的なWebコンテンツを効率的に処理するためのモジュールである。<br> | |||
<br> | |||
mod_fcgidモジュールの特徴として、従来のCGIに比べて高いパフォーマンスを実現する。<br> | |||
これは、プロセスを再利用することにより、リクエスト毎にプロセスを生成・破棄する従来のCGIの問題点を解決しているためである。<br> | |||
<br> | |||
設定では、基本的な設定だけで運用を開始できる。<br> | |||
プロセス管理も自動的に行われて、必要に応じてプロセスの数を増減させることができる。<br> | |||
<br> | |||
セキュリティにおいては、実行ユーザ、グループの制御、タイムアウト設定、プロセス数の制限等が可能である。<br> | |||
これにより、サーバリソースの過剰な使用を防ぎ、安全な運用を実現できる。<br> | |||
<br> | |||
mod_fcgidモジュールは、PHP、Python、Perl等のスクリプト言語との相性が良い。<br> | |||
また、他のFastCGI実装であるmod_fastcgiモジュールと比較すると、より軽量で設定が簡単という特徴がある。<br> | |||
<br> | |||
ただし、高度な設定オプションはmod_fastcgiモジュールの方が多く用意されている。<br> | |||
<br> | |||
==== mod_fcgidモジュールのインストール ==== | |||
[https://httpd.apache.org/download.cgi Apache2の公式Webサイト]にアクセスして、mod_fcgidモジュールのソースコードをダウンロードする。<br> | |||
ダウンロードしたファイルを解凍する。<br> | |||
tar xf mod_fcgid-<バージョン>.tar.gz | |||
cd mod_fcgid-<バージョン> | |||
<br> | |||
mod_fcgidモジュールをビルドおよびインストールする。<br> | |||
export APXS=/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apxs; \ | |||
./configure.apxs --prefix=<Apache2のインストールディレクトリ> | |||
make -j $(nproc) | |||
make install | |||
<br> | |||
==== mod_fcgidモジュールの設定 ==== | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# FastCGIデーモンプロセスの基本設定 | |||
LoadModule fcgid_module modules/mod_fcgid.so | |||
<IfModule mod_fcgid.c> | |||
# メモリリークを防ぐための重要な設定 | |||
# プロセスの生存時間を3600秒 (1時間) に設定 | |||
# 長時間実行されているプロセスをクリーンアップして、メモリリークを防ぐ | |||
FcgidProcessLifeTime 3600 | |||
# サーバリソースの制御 (高負荷環境ではFcgidMaxProcessesの値を増やすことを検討する) | |||
# 同時に実行可能な最大プロセス数を5に制限 | |||
# サーバリソースの過剰使用を防ぐための重要な設定 | |||
# 必要に応じてサーバスペックに合わせて調整可能 | |||
FcgidMaxProcesses 5 | |||
# メモリ管理とパフォーマンスのバランス (環境に応じて500〜5000の範囲で調整) | |||
# 1つのプロセスが処理できる最大リクエスト数を1000に設定 | |||
# プロセスのメモリリークを防ぎ、定期的なプロセス再起動を強制 | |||
# 値を小さくするとプロセスの再起動が頻繁になり、大きくするとメモリリークのリスクが増加 | |||
FcgidMaxRequestsPerProcess 1000 | |||
# レスポンス時間とリソース効率のトレードオフを制御 (メモリに余裕がある場合はFcgidMinProcessesPerClassを1以上に設定する) | |||
# クラスごとの最小プロセス数を0に設定 | |||
# 必要な時のみプロセスを起動して、アイドル状態のプロセスを持たない | |||
# リソース効率を重視する場合は0、レスポンス時間を重視する場合は1以上を設定 | |||
FcgidMinProcessesPerClass 0 | |||
# 追加の推奨設定例: | |||
# プロセスのタイムアウト時間 (秒) | |||
#FcgidProcessConnectTimeout 20 | |||
# IOタイムアウト時間 (秒) | |||
#FcgidIOTimeout 40 | |||
# 1リクエストあたりの最大実行時間 (秒) | |||
#FcgidBusyTimeout 300 | |||
# スクリプトのタイムアウト時間 (秒) | |||
#FcgidIdleTimeout 30 | |||
# 最大リクエストサイズ (バイト) | |||
# アップロードサイズを制限することを推奨 | |||
#FcgidMaxRequestLen 1073741824 | |||
# エラーログの詳細レベル (debug, info, warn, error) | |||
#FcgidLogLevel error | |||
</IfModule> | |||
# 特定のディレクトリに対する個別の設定例 | |||
#<Directory "/var/www/html/fcgi-bin"> | |||
# SetHandler fcgid-script | |||
# Options +ExecCGI | |||
# AllowOverride None | |||
# Require all granted | |||
#</Directory> | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br><br> | <br><br> | ||
| 236行目: | 352行目: | ||
<br><br> | <br><br> | ||
== 仮想ホストの構築 | == 仮想ホストの構築 (パッケージ管理システムからApache2をインストールした場合) == | ||
このセクションでは、SUSEにおいて、仮想ホストの構築手順を記載する。<br> | このセクションでは、SUSEにおいて、仮想ホストの構築手順を記載する。<br> | ||
<br> | <br> | ||
| 505行目: | 620行目: | ||
仮想ホストの設定ファイル(*.confファイル)を反映させるため、Apache2を再起動する。<br> | 仮想ホストの設定ファイル(*.confファイル)を反映させるため、Apache2を再起動する。<br> | ||
sudo systemctl restart apache2 | sudo systemctl restart apache2 | ||
<br> | <br><br> | ||
== | |||
== 仮想ホストの構築 (ソースコードからApache2をインストールした場合) == | |||
まず、/<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extraディレクトリに、.confファイル(ファイル名は任意)を作成して、上記のような内容を記述する。<br> | まず、/<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extraディレクトリに、.confファイル(ファイル名は任意)を作成して、上記のような内容を記述する。<br> | ||
なお/<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extraディレクトリは、仮想ホストの設定ファイル(*.confファイル)や他の設定ファイル等を配置するディレクトリである。 | なお/<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extraディレクトリは、仮想ホストの設定ファイル(*.confファイル)や他の設定ファイル等を配置するディレクトリである。 | ||
| 513行目: | 629行目: | ||
# /<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extra/vhost_1.confファイル | # /<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extra/vhost_1.confファイル | ||
# | # 上記のセクションで記述されているような仮想ホストのconfファイルの内容を記述する | ||
<br> | <br> | ||
作成した.confファイルをインクルードするため、/<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/httpd.confファイルに以下の設定を追記する。<br> | 作成した.confファイルをインクルードするため、/<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/httpd.confファイルに以下の設定を追記する。<br> | ||
| 549行目: | 665行目: | ||
# Systemdサービスユニットを作成していない場合 | # Systemdサービスユニットを作成していない場合 | ||
/<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl start | /<Apache2のインストールディレクトリ>/bin/apachectl start | ||
<br><br> | |||
== HTTPS(SSL)の設定 == | |||
==== CSRについて ==== | |||
CSR(Certificate Signing Request)とは、証明書発行要求といい、認証局に対して行う、認証局の秘密鍵で署名してもらうためのリクエストのことである。<br> | |||
<br> | |||
CSRの中身を確認するためには、<code>req</code>コマンドに<code>-text</code>オプションを付加することで確認できる。<br> | |||
openssl req -text -in <サーバ証明書のファイル名>.csr | |||
# 出力例 | |||
Certificate Request: | |||
Data: | |||
Version: 0 (0x0) | |||
Subject: C=JP, ST=TOKYO, L=KAWASAKI, O=Kaisha, OU=Busho, CN=common.name | |||
Subject Public Key Info: | |||
Public Key Algorithm: rsaEncryption | |||
Public-Key: (2048 bit) | |||
(省略) | |||
Signature Algorithm: sha256WithRSAEncryption | |||
(省略) | |||
<br> | |||
上記の出力例において、[Signature Algorithm]項目は、sha256WithRSAEncryptionである。<br> | |||
SHA-1は解読されるリスクが高まっているため、今後作成するものはSHA-2とするべきである。<br> | |||
<br> | |||
SHA-2には、SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512の4種類がある。<br> | |||
SHA-512が最も安全性が高いが、クライアント端末側がSHA-512に対応している必要がある。<br> | |||
<br> | |||
==== 自己証明書の発行(サーバ側) ==== | |||
秘密鍵を作成する。<br> | |||
openssl genrsa -out <秘密鍵のファイル名>.key 2048 | |||
<br> | |||
作成した秘密鍵を使用して、CSRを作成する。<br> | |||
openssl req -sha256 -new -subj "/C=JP/ST=Tokyo/L=Tokyo City/O=Company Name/OU=Department/CN=*.<ドメイン名>" -key <秘密鍵のファイル名>.key -out <CSRのファイル名>.csr | |||
<br> | |||
作成したCSRに署名を行って、サーバ証明書を発行する。<br> | |||
<u><サーバ証明書のファイル名>.csrファイルは、サーバ証明書を発行するためのファイルのため、削除してもよい。</u><br> | |||
openssl x509 -sha256 -req -days <証明書の有効日数 例. 3650> -in <CSRのファイル名>.csr -signkey <秘密鍵のファイル名>.key -out <サーバ証明書のファイル名>.crt | |||
<br> | |||
秘密鍵のファイルのアクセス権限を変更する。<br> | |||
chmod 400 <秘密鍵のファイル名>.key | |||
<br> | |||
Webサーバに設置するものは、秘密鍵(.key拡張子)とサーバ証明書(.crt拡張子)の2つである。<br> | |||
<br> | |||
SSLを有効にするため、Apache2のSSLの設定ファイルを編集する。<br> | |||
# パッケージ管理システムからインストールしている場合 | |||
sudo vi /etc/httpd/conf.d/ssl.conf | |||
# ソースコードからインストールしている場合 | |||
sudo vi /<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extra/httpd-ssl.conf | |||
<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
Listen 443 | |||
NameVirtualHost *:443 | |||
SSLStrictSNIVHostCheck off | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
次に、仮想ホストの設定ファイルを作成または編集する。<br> | |||
# パッケージ管理システムからインストールしている場合 | |||
sudo vi /etc/apache2/vhosts.d/vhost01.conf | |||
# ソースコードからインストールしている場合 | |||
sudo vi /<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/extra/httpd-vhosts.conf | |||
<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
<VirtualHost *:443> | |||
DocumentRoot "<ドキュメントルートのパス>" | |||
ServerName <ホスト名またはIPアドレスまたはドメイン名 (例. www.sample.co.jp)> | |||
ServerAdmin <管理者のメールアドレス (例. webmaster@example.com)> # この項目は任意である | |||
ServerAlias <サーバエイリアス名 (例. sample.co.jp)> # この項目は任意である | |||
ErrorLog <エラーログファイルの絶対パスまたは相対パス> | |||
TransferLog <アクセスログファイルの絶対パスまたは相対パス> | |||
LogLevel warn | |||
SSLEngine on | |||
SSLProtocol all -SSLv2 | |||
SSLCertificateFile <サーバ証明書ファイルのフルパス> | |||
SSLCertificateKeyFile <秘密鍵ファイルのフルパス> | |||
SSLCertificateChainFile <中間証明書ファイルのフルパス> # 自己証明書の場合、この項目は不要である | |||
</VirtualHost> | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
<u>ロードバランサにSSL証明書を設置して、SSL接続を終端することもできる。</u><br> | |||
<u>その場合、サーバ証明書は1つ用意して、ロードバランサからWebサーバまでの通信はhttpとなる。(httpsでも可能であるが、httpの方が負荷が軽いため)</u><br> | |||
<br> | |||
<u>httpを使用するメリットとして、Webサーバで受けるアクセスがhttpとなるので負荷が減るためである。(暗号化された通信を複合するために、SSLの接続を受けるのは負荷が掛かる)</u><br> | |||
<br> | |||
==== 自己証明書の発行(クライアント側) ==== | |||
秘密鍵を作成する。<br> | |||
openssl genrsa -out <秘密鍵のファイル名>.key 2048 | |||
<br> | |||
作成した秘密鍵を使用して、クライアント側のCSRを作成する。<br> | |||
openssl req -sha256 -new -subj "/C=JP/ST=Tokyo/L=Tokyo City/O=Company Name/OU=Department/CN=*.<ドメイン名>" \ | |||
-key <秘密鍵のファイル名>.key -out <CSRのファイル名>.csr | |||
<br> | |||
作成したCSRに署名を行って、サーバ証明書を発行する。<br> | |||
<u><サーバ証明書のファイル名>.csrファイルは、サーバ証明書を発行するためのファイルのため、削除してもよい。</u><br> | |||
openssl x509 -sha256 -req -days <証明書の有効日数 例. 3650> -in <CSRのファイル名>.csr -signkey <秘密鍵のファイル名>.key -out <サーバ証明書のファイル名>.crt | |||
<br> | |||
<u>クライアントPCがWindowsの場合、Windows PCにインポートするには、サーバ証明書のファイル(.crt拡張子)をpkcs12形式に変換する必要がある。</u><br> | |||
openssl pkcs12 -export -inkey <秘密鍵のファイル名>.key -in <サーバ証明書のファイル名>.crt \ | |||
-out <クライアント側にインポートするサーバ証明書のファイル名>.p12 -name <任意の識別子名> | |||
<br> | |||
秘密鍵のファイルのアクセス権限を変更する。<br> | |||
chmod 400 <秘密鍵のファイル名>.key | |||
<br> | |||
CSRファイルは、サーバ証明書を発行するためのファイルであるため、削除してもよい。<br> | |||
<br> | |||
<u>サーバに設置するものは、サーバ証明書のファイル(.crt拡張子)と秘密鍵(.key拡張子)の2つである。</u><br> | |||
<u>Windows PCへ配布するものは、pkcs12形式に変換したクライアント側のサーバ証明書のファイル(.p12拡張子)である。</u><br> | |||
<br> | |||
Windows PCへクライアント側のサーバ証明書のファイル(.p12拡張子)をインポートする場合、ファイルを実行することによりインポート画面が起動するため、<br> | |||
インポート画面に沿って、サーバ証明書のファイル(.p12拡張子)をインポートする。<br> | |||
<br> | |||
==== .htaccessの設定 ==== | |||
必要ならば、httpプロトコルでアクセスがあった場合にhttpsプロトコルへリダイレクトする設定を行う。<br> | |||
<br> | |||
ドキュメントルートの.htaccessファイルを作成または編集する。<br> | |||
sudo vi /<ドキュメントルートのディレクトリ>/.htaccess | |||
<br> | |||
# /<ドキュメントルートのディレクトリ>/.htaccess | |||
RewriteEngine On | |||
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^sample\.co\.jp # wwwありに統一する設定 | |||
RewriteCond %{SERVER_PORT} 80 | |||
RewriteRule ^(.*)$ http://www.sample.co.jp/$1 [R=301,L] | |||
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^sample\.co\.jp # wwwありに統一する設定(SSL) | |||
RewriteCond %{SERVER_PORT} 443 | |||
RewriteRule ^(.*)$ http://www.sample.co.jp/$1 [R=301,L] | |||
RewriteCond %{HTTPS} off | |||
RewriteRule ^(.*)$ https://www.sample.co.jp/$1 [R=301,L] | |||
<br> | |||
なお、さくらインターネットのレンタルサーバにおいて、SSLを導入した場合は.htaccessファイルの設定が特殊である。<br> | |||
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^sample\co\.jp$ [OR,NC] | |||
RewriteCond %{HTTP:X-Sakura-Forwarded-For} ^$ | |||
RewriteRule ^(.*)$ https://www.sample.co.jp/$1 [R=301,L] | |||
<br> | |||
WordPressをSSL化する場合は、[https://wordpress.org/plugins/wordpress-https/ Wordpress-httpsプラグイン]を使用することもできる。<br> | |||
<br><br> | <br><br> | ||
| 570行目: | 829行目: | ||
インストール済みのPHPの情報が表示されていれば、Apache2が正常に動作している。<br> | インストール済みのPHPの情報が表示されていれば、Apache2が正常に動作している。<br> | ||
<br><br> | <br><br> | ||
== PHP-FPMを使用する場合 == | |||
PHP-FPMを使用する場合、PHP-FPMが動作するユーザ名およびグループ名 (www.confファイルにある<code>user</code>および<code>group</code>) と同名にする必要がある。 (<code>nobody</code>でもよい)<br> | |||
この設定を行わない場合、リクエストが来てもテキストファイルのように.phpファイルの内容を返してしまう。<br> | |||
<br> | |||
Apache2の設定ファイル (httpd.confファイル) において、<code>User</code>および<code>Group</code>を設定する。<br> | |||
sudo vi /<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/httpd.conf | |||
<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# /<Apache2のインストールディレクトリ>/conf/httpd.confファイル | |||
User <PHP-FPMが動作する同一のユーザ名またはnobody> | |||
Group <PHP-FPMが動作する同一のグループ名またはnobody> | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br><br> | |||
__FORCETOC__ | __FORCETOC__ | ||
[[カテゴリ:SUSE]] | [[カテゴリ:SUSE]][[カテゴリ:Web]] | ||