「SQL Server - EXISTS」の版間の差分

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以下の例は、<code>EXISTS</code>句を使用している。<br>
以下の例は、<code>EXISTS</code>句を使用している。<br>
<code>WHERE</code>句の後に<code>EXISTS</code>句があり、<code>EXISTS</code>句内でSQL文を記述する。<br>
<code>WHERE</code>句の後に<code>EXISTS</code>句があり、<code>EXISTS</code>句内でSQL文を記述する。<br>
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これは、副問い合わせである。<br>
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  <syntaxhighlight lang="sql">
  <syntaxhighlight lang="sql">
  SELECT * FROM <テーブル名>
  SELECT *
FROM <テーブル名>
  WHERE EXISTS (SELECT * FROM <テーブル名>);
  WHERE EXISTS (SELECT * FROM <テーブル名>);
  </syntaxhighlight>
  </syntaxhighlight>
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この時、外側のSQL文にあるテーブルと<code>EXISTS</code>句内のSQL文にあるテーブルを結合するかどうかで抽出されるデータが異なる。<br>
この時、外部クエリにあるテーブルと<code>EXISTS</code>句内のSQL文にあるテーブルを結合するかどうかで抽出されるデータが異なる。<br>
* 結合する場合 (相関副問い合わせ)
* 結合する場合 (相関副問い合わせ)
*: 外側のSQL文を実行した後、<code>EXISTS</code>句内のSQL文を実行する。
*: 外部クエリを実行した後、<code>EXISTS</code>句内のSQL文を実行する。
*: <br>
*: <br>
* 結合しない場合 (存在判定)
* 結合しない場合 (存在判定)
*: <code>EXISTS</code>句内のSQL文で値が存在する時、外側のSQL文が実行される。
*: <code>EXISTS</code>句内のSQL文 (内部クエリ) で値が存在する時、外部クエリが実行される。
*: <code>EXISTS</code>句内のSQL文で値が存在しない時、外側のSQL文は実行されない。
*: <code>EXISTS</code>句内のSQL文 (内部クエリ) で値が存在しない時、外部クエリは実行されない。
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2024年11月26日 (火) 20:29時点における版

概要

以下の例は、EXISTS句を使用している。
WHERE句の後にEXISTS句があり、EXISTS句内でSQL文を記述する。

これは、副問い合わせである。

 SELECT *
 FROM <テーブル名>
 WHERE EXISTS (SELECT * FROM <テーブル名>);


この時、外部クエリにあるテーブルとEXISTS句内のSQL文にあるテーブルを結合するかどうかで抽出されるデータが異なる。

  • 結合する場合 (相関副問い合わせ)
    外部クエリを実行した後、EXISTS句内のSQL文を実行する。

  • 結合しない場合 (存在判定)
    EXISTS句内のSQL文 (内部クエリ) で値が存在する時、外部クエリが実行される。
    EXISTS句内のSQL文 (内部クエリ) で値が存在しない時、外部クエリは実行されない。



テーブルを結合する場合 (相関副問い合わせ)

下表に示す2つのテーブルがある。

T_Employeeテーブル
ID Name Alpha
1 鈴木 Suzuki
2 田中 Tanaka
3 佐藤 Sato


T_Salesテーブル
ID Name
2 Orange
4 Apple


以下の例では、EXISTS句内において、T_SalesテーブルのIDとT_EmployeeテーブルのIDで結合している。

 SELECT * FROM T_Employee
 WHERE Alpha LIKE '%a%' AND
 EXISTS
 (
    SELECT 1 FROM T_Sales
    WHERE T_Sales.ID = T_Employee.ID
 );


1行目は、T_Employeeテーブルのレコードを抽出している。
6行目は、T_SalesテーブルのIDとT_EmployeeテーブルのIDで結合している。

EXISTS句内の副問い合わせに、外側のSQL文(主問い合わせ)のT_Employee.IDカラムを使用している。(SQL文は相関副問合せになる)
この場合、外側のSQL文(主問い合わせ)を実行した後、そこで抽出したレコードでEXISTS句内(副問い合わせ)のSQL文を実行する。

5行目のSELECT文の後の項目(1)は使用されない。(任意の値を設定できる)

結果は、以下の通りである。

ID     Name     Alpha
2      田中     Tanaka


まず最初に、外側のSQL文が実行されてT_EmployeeテーブルのAlphaカラムにaがある2行が抽出される。
次に、T_EmployeeテーブルとT_Salesテーブルの両方に存在するIDカラムが2のT_Employeeテーブルのレコードが抽出される。


テーブルを結合しない場合 (存在判定)

下表に示す2つのテーブルがある。

T_Employeeテーブル
ID Name Alpha
1 鈴木 Suzuki
2 田中 Tanaka
3 佐藤 Sato


T_Salesテーブル
ID Name
2 Orange
4 Apple


EXISTS句内で、上記のT_SalesテーブルでIDカラムを指定する。

 SELECT * FROM T_Employee
 WHERE EXISTS
 (
    SELECT * FROM T_Sales
    WHERE T_Sales.ID = 2
 )
 AND Alpha = 'sato';


1行目は、T_Employeeテーブルのレコードを抽出している。
2~6行目は、EXISTS句のSQL文で、条件でT_SalesテーブルのIDカラムに2を指定している。
この時、EXISTS句内のSQL文を実行した後、レコードが存在する場合は、外側のSQL文が実行される。

結果は、以下の通りである。

ID     Name     Alpha
3      佐藤     Sato


T_SalesテーブルのIDカラムにおいて、2は存在するため、外側のSQL文を実行した後、T_EmployeeテーブルのAlphaカラムのSatoのレコードが抽出される。
例えば、T_SalesテーブルのIDカラムにおいて、5を指定した場合は、外側のSQL文は実行されずにレコードは1件も抽出されない。