「インストール - テキストエディタ」の版間の差分
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== 概要 == | == 概要 == | ||
Linuxで利用できるテキストエディタには、様々な種類があり、それぞれが異なる特徴と用途を持つ。<br> | |||
各テキストエディタは、ユーザのスキルレベルや用途に応じて適切に選択することが重要である。<br> | |||
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ビギナー向けにはNanoやGedit、より高度な操作が必要な場合にはVimやEmacsが推奨される。<br> | |||
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Linuxにおける代表的なテキストエディタを、以下に示す。<br> | |||
* Vim | |||
** 特徴 | |||
**: 高機能でカスタマイズ性が高い。 | |||
** 用途 | |||
**: プログラミング、システム管理。 | |||
** 操作 | |||
**: モード (ノーマルモード、インサートモード等) を切り替えて操作する必要があるため、学習曲線がやや急。 | |||
*: <br> | |||
* Nano | |||
** 特徴 | |||
**: シンプルで使いやすい。 | |||
** 用途 | |||
**: 基本的なテキスト編集。 | |||
** 操作 | |||
**: キーボードショートカットが表示されるため、初学者に適している。 | |||
*: <br> | |||
* Emacs | |||
** 特徴 | |||
**: 拡張性が非常に高い。 | |||
** 用途 | |||
**: プログラミング、テキスト編集、メールクライアントやファイルマネージャとしても使用可能。 | |||
** 操作 | |||
**: ショートカットキーが豊富で、カスタマイズが可能だが、初期学習が必要。 | |||
*: <br> | |||
* Gedit | |||
** 特徴 | |||
**: グラフィカルなユーザーインターフェースを持つ。 | |||
** 用途 | |||
**: 一般的なテキスト編集。 | |||
** 操作 | |||
**: GUIベースで直感的に操作できるため、初心者にも使いやすい。 | |||
*: <br> | |||
* Sublime Text | |||
** 特徴 | |||
**: 軽量で高速。 | |||
** 用途 | |||
**: コードエディタとして人気が高い。 | |||
** 操作 | |||
**: 多くのプラグインが利用でき、カスタマイズ性が高い。 | |||
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tar xf vim-<バージョン>.tar.bz2 | tar xf vim-<バージョン>.tar.bz2 | ||
cd vim-<バージョン> | cd vim-<バージョン> | ||
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または、VimのGithubからソースコードをダウンロードする。<br> | |||
git clone https://github.com/vim/vim.git | |||
cd vim | |||
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Vimをビルドおよびインストールする。<br> | Vimをビルドおよびインストールする。<br> | ||
<u>この時、ビルド用ディレクトリは作成しない。</u><br> | <u>この時、ビルド用ディレクトリは作成しない。</u><br> | ||
./configure --prefix=<Vimのインストールディレクトリ> --enable-multibyte --enable-fontset \ | ./configure --prefix=<Vimのインストールディレクトリ> \ | ||
--enable-multibyte \ | |||
--enable-perlinterp=yes --enable-rubyinterp=yes \ | --enable-fontset \ | ||
--enable-luainterp=yes -- | --enable-terminal \ | ||
--enable- | --enable-xim \ | ||
-- | --enable-fontset \ | ||
--enable-perlinterp=yes \ | |||
--enable-rubyinterp=yes \ | |||
--enable-luainterp=yes \ | |||
--enable-pythoninterp=yes \ | |||
--enable-python3interp=yes \ | |||
--enable-tclinterp=yes \ | |||
--enable-gui=auto \ | |||
--with-lua-prefix=/usr \ | |||
--with-tclsh=tclsh \ | |||
--with-x | |||
make -j $(nproc) | make -j $(nproc) | ||
make install | make install | ||
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</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
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==== キーバインド ==== | ==== キーバインド ==== | ||
<center> | <center> | ||
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mkdir build && cd build | mkdir build && cd build | ||
./configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ> --enable-utf8 | ../configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ> --enable-utf8 | ||
make -j $(nproc) | make -j $(nproc) | ||
make install | make install | ||
405行目: | 464行目: | ||
== FeatherPad == | == FeatherPad == | ||
==== FeatherPadとは ==== | |||
FeatherPadは、軽量さとシンプルさから、プログラマ、ライタ、テキストファイルを扱うユーザにとって便利なツールである。<br> | |||
FeatherPadはリソースの消費が少なく、低スペックのデバイスでも快適に動作する。<br> | |||
<br> | |||
FeatherPadの主な機能を、以下に示す。<br> | |||
* 複数タブのサポート | |||
*: 複数のファイルをタブで同時に開くことができる。 | |||
* カスタマイズ可能なインターフェース | |||
*: テーマやフォント等、インターフェースを自分好みにカスタマイズすることができる。 | |||
* シンタックスハイライト | |||
*: プログラミングやマークアップ言語のシンタックスハイライトをサポートしている。 | |||
* 検索と置換 | |||
*: 高度な検索および置換機能が搭載されており、正規表現もサポートしている。 | |||
* 自動インデント | |||
*: コーディングを支援する自動インデント機能がある。 | |||
* 外部ツールとの連携 | |||
*: FeatherPadは外部ツールとの連携が可能であり、シェルコマンドを使用した操作等もできる。 | |||
<br> | |||
==== FeatherPadのインストール ==== | |||
[https://github.com/tsujan/FeatherPad/releases FeatherPadのGithub]から、FeatherPadのソースコードをダウンロードする。<br> | [https://github.com/tsujan/FeatherPad/releases FeatherPadのGithub]から、FeatherPadのソースコードをダウンロードする。<br> | ||
ダウンロードしたFeatherPadのソースコードを解凍する。<br> | ダウンロードしたFeatherPadのソースコードを解凍する。<br> | ||
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<br> | <br> | ||
FeatherPadをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。<br> | FeatherPadをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。<br> | ||
# SUSE | |||
sudo zypper install cmake gcc-c++ libX11-devel libXext-devel hunspell-devel graphviz-devel \ | sudo zypper install cmake gcc-c++ libX11-devel libXext-devel hunspell-devel graphviz-devel \ | ||
libqt5-qtx11extras-devel libqt5-qtbase-devel libqt5-qttools-devel libqt5-qtsvg-devel | libqt5-qtx11extras-devel libqt5-qtbase-devel libqt5-qttools-devel libqt5-qtsvg-devel # Qt 5を使用する場合 | ||
qt6-base-devel qt6-svg-devel qt6-tools-devel # Qt 6を使用する場合 FeatherPad 1.5以降 | |||
<br> | <br> | ||
FeatherPadをビルドおよびインストールする。<br> | FeatherPadをビルドおよびインストールする。<br> | ||
mkdir biuld && cd build | mkdir biuld && cd build | ||
cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<FeatherPadのインストールディレクトリ> -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release .. | cmake \ | ||
-DCMAKE_C_COMPILER=<GCC 8以降のパス> -DCMAKE_CXX_COMPILER=<G++ 8以降のパス> \ # FeatherPad 1.5以降の場合 | |||
-DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<FeatherPadのインストールディレクトリ> -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release .. | |||
make -j $(nproc) | make -j $(nproc) | ||
make install | make install | ||
<br> | |||
FeatherPad 1.5以降を実行する場合は、以下に示すライブラリをインストールする必要がある。<br> | |||
# SUSE | |||
sudo zypper install libQt6Svg6 libQt6PrintSupport6 | |||
<br> | <br> | ||
FeatherPadのデスクトップエントリファイルを作成する。<br> | FeatherPadのデスクトップエントリファイルを作成する。<br> | ||
436行目: | 522行目: | ||
Categories=Qt;Utility;TextEditor; | Categories=Qt;Utility;TextEditor; | ||
Keywords=Text;Editor;Plaintext; | Keywords=Text;Editor;Plaintext; | ||
MimeType=text/plain; | MimeType=text/plain;application/x-zerosize; | ||
Terminal=false | Terminal=false | ||
X-KDE-StartupNotify=false; | X-KDE-StartupNotify=false; | ||
524行目: | 610行目: | ||
== BlueFish == | == BlueFish == | ||
==== BlueFishとは ==== | |||
BlueFishは、高機能なテキストエディタであり、特にWeb開発者やプログラマ向けに設計されている。<br> | |||
多機能でありながら動作が軽快であり、幅広いプラットフォームで利用できる。<br> | |||
<br> | |||
BlueFishがよく使用されている用途を、以下に示す。<br> | |||
* 主にHTML、CSS、JavaScript、PHP、Pythonなど、Web開発に関連する言語の編集に適している。 | |||
* プログラミングやスクリプト作成にも幅広く使用されている。 | |||
<br> | |||
BlueFishの主な機能を、以下に示す。<br> | |||
* コード補完 | |||
*: タグや関数の自動補完機能により、入力の効率を向上させる。 | |||
* シンタックスハイライト | |||
*: 多数のプログラミング言語に対応したシンタックスハイライト機能を持ち、コードの可読性を高めることができる。 | |||
* プロジェクト管理 | |||
*: プロジェクト単位でのファイル管理が可能で、大規模なプロジェクトでも効率的に作業できる。 | |||
* マルチドキュメントインタフェース | |||
*: 複数のファイルを同時に開き、タブで切り替えながら作業できる。 | |||
* 検索と置換 | |||
*: 高度な検索・置換機能を持ち、正規表現にも対応している。 | |||
* 外部ツールの統合 | |||
*: 外部プログラムやスクリプトの実行が可能で、カスタマイズ性に優れている。 | |||
* コードスニペット | |||
*: よく使用するコード片を保存しておき、必要に応じて素早く挿入できる。 | |||
* FTP / SFTPサポート | |||
*: リモートサーバへのファイル転送や編集が可能である。 | |||
<br> | |||
BlueFishのメリットを以下に示す。<br> | |||
* 軽量で高速 | |||
*: 非常に軽量なエディタであり、起動や動作が高速である。 | |||
* カスタマイズ性 | |||
*: ユーザのニーズに合わせてインターフェースや機能をカスタマイズできる。 | |||
* 多言語対応 | |||
*: 多くのプログラミング言語やマークアップ言語に対応している。 | |||
* オープンソース | |||
*: 無料で利用でき、コミュニティによるサポートや開発が活発である。 | |||
<br> | |||
==== BlueFishのインストール ==== | |||
[http://bluefish.openoffice.nl/index.html BlueFishの公式Webサイト]から、ソースコードをダウンロードする。<br> | [http://bluefish.openoffice.nl/index.html BlueFishの公式Webサイト]から、ソースコードをダウンロードする。<br> | ||
ダウンロードしたBlueFishのソースコードを解凍する。<br> | ダウンロードしたBlueFishのソースコードを解凍する。<br> | ||
532行目: | 656行目: | ||
sudo zypper install make automake autoconf libtool intltool gettext gtk3-devel glib2-devel gdk-pixbuf-devel libxml2-devel \ | sudo zypper install make automake autoconf libtool intltool gettext gtk3-devel glib2-devel gdk-pixbuf-devel libxml2-devel \ | ||
pango-devel enchant-devel gucharmap-devel python-devel python3-gobject-devel wayland-protocols-devel | pango-devel enchant-devel gucharmap-devel python-devel python3-gobject-devel wayland-protocols-devel | ||
jing # Xmlintを無効にして代替のjingを使用する場合 | |||
<br> | <br> | ||
BlueFishをビルドおよびインストールする。<br> | BlueFishをビルドおよびインストールする。<br> | ||
542行目: | 667行目: | ||
== Notepadqq == | == Notepadqq == | ||
<u>2021年以降、Notepaddqqはほぼメンテナンスされていないことに注意する。</u><br> | |||
<br> | <br> | ||
まず、Notepadqqのソースコードをダウンロードする。<br> | まず、Notepadqqのソースコードをダウンロードする。<br> | ||
634行目: | 758行目: | ||
<br> | <br> | ||
Sublime Textのリポジトリを登録する。<br> | Sublime Textのリポジトリを登録する。<br> | ||
sudo | # Stable | ||
sudo dnf config-manager --add-repo https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo | |||
# Dev | |||
sudo dnf config-manager --add-repo https://download.sublimetext.com/rpm/dev/x86_64/sublime-text.repo | |||
<br> | <br> | ||
Sublime Textをインストールする。<br> | Sublime Textをインストールする。<br> | ||
644行目: | 772行目: | ||
<br> | <br> | ||
Sublime Textのリポジトリを登録する。<br> | Sublime Textのリポジトリを登録する。<br> | ||
# Stable | |||
sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo | sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo | ||
# Dev | |||
sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/dev/x86_64/sublime-text.repo | |||
<br> | |||
リポジトリを更新する。<br> | |||
sudo zypper refresh | |||
<br> | <br> | ||
Sublime Textをインストールする。<br> | Sublime Textをインストールする。<br> |
2024年9月30日 (月) 12:29時点における最新版
概要
Linuxで利用できるテキストエディタには、様々な種類があり、それぞれが異なる特徴と用途を持つ。
各テキストエディタは、ユーザのスキルレベルや用途に応じて適切に選択することが重要である。
ビギナー向けにはNanoやGedit、より高度な操作が必要な場合にはVimやEmacsが推奨される。
Linuxにおける代表的なテキストエディタを、以下に示す。
- Vim
- 特徴
- 高機能でカスタマイズ性が高い。
- 用途
- プログラミング、システム管理。
- 操作
- モード (ノーマルモード、インサートモード等) を切り替えて操作する必要があるため、学習曲線がやや急。
- 特徴
- Nano
- 特徴
- シンプルで使いやすい。
- 用途
- 基本的なテキスト編集。
- 操作
- キーボードショートカットが表示されるため、初学者に適している。
- 特徴
- Emacs
- 特徴
- 拡張性が非常に高い。
- 用途
- プログラミング、テキスト編集、メールクライアントやファイルマネージャとしても使用可能。
- 操作
- ショートカットキーが豊富で、カスタマイズが可能だが、初期学習が必要。
- 特徴
- Gedit
- 特徴
- グラフィカルなユーザーインターフェースを持つ。
- 用途
- 一般的なテキスト編集。
- 操作
- GUIベースで直感的に操作できるため、初心者にも使いやすい。
- 特徴
- Sublime Text
- 特徴
- 軽量で高速。
- 用途
- コードエディタとして人気が高い。
- 操作
- 多くのプラグインが利用でき、カスタマイズ性が高い。
- 特徴
Vim / gVim
パッケージ管理システムからインストール
# RHEL sudo dnf install vim # SUSE sudo zypper install vim # Manjaro ARM sudo pacman -S --needed vim # Mobian sudo apt install vim # Raspberry Pi sudo apt install vim
ソースコードからインストール
Vimのビルドに必要な依存関係のライブラリをダウンロードする。
sudo zypper install ncurses5-devel libgnome-devel libgnomeui-devel \ gtk2-devel atk-devel libbonoboui-devel libsodium-devel \ cairo-devel libX11-devel libXpm-devel libXt-devel libICE-devel libxkbcommon-x11-devel \ python-devel python3-devel tcl-devel tk-devel ruby-devel lua53-devel
Vimの公式Webサイトにあるミラーサイトにアクセスして、Vimのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf vim-<バージョン>.tar.bz2 cd vim-<バージョン>
または、VimのGithubからソースコードをダウンロードする。
git clone https://github.com/vim/vim.git cd vim
Vimをビルドおよびインストールする。
この時、ビルド用ディレクトリは作成しない。
./configure --prefix=<Vimのインストールディレクトリ> \ --enable-multibyte \ --enable-fontset \ --enable-terminal \ --enable-xim \ --enable-fontset \ --enable-perlinterp=yes \ --enable-rubyinterp=yes \ --enable-luainterp=yes \ --enable-pythoninterp=yes \ --enable-python3interp=yes \ --enable-tclinterp=yes \ --enable-gui=auto \ --with-lua-prefix=/usr \ --with-tclsh=tclsh \ --with-x make -j $(nproc) make install
gVimをインストールしている場合、gVimのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/gVim.desktop
# ~/.local/share/applications/gVim.desktopファイル
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=GVim
GenericName[ja]=テキストエディタ
GenericName=Text Editor
Comment[ja]=テキストファイルを編集します
Comment=Edit text files
TryExec=/<gVimのインストールディレクトリ>/bin/gvim
Exec=/<gVimのインストールディレクトリ>/bin/gvim -f %F
Icon=gvim
Categories=Utility;TextEditor;
Keywords=Text;editor;
MimeType=text/english;text/plain;text/x-makefile;text/x-c++hdr;text/x-c++src;text/x-chdr;text/x-csrc;text/x-java;text/x-moc;text/x-pascal;text/x-tcl;text/x-tex;application/x-shellscript;text/x-c;text/x-c++;
Terminal=false
StartupNotify=true
キーバインド
コマンド | 意味 |
---|---|
i | カーソル位置でインサートモードへ移行 |
o | 1行下に空行を挿入して、空行の先頭でインサートモードへ移行 |
v | ビジュアルモードへ移行 |
Ctrl + v | ビジュアルモードへ移行(矩形選択) |
V | ビジュアルモードへ移行(行選択) |
: | コマンドモードへ移行 |
b | カーソル位置より前にある単語の先頭へ移動 |
ge | カーソル位置より前にある単語の末尾へ移動 |
e | カーソル位置より後にある単語の末尾へ移動 |
w | カーソル位置より後にある単語の先頭に移動 |
gg | 先頭行に移動 |
G | 最下行に移動 |
dw | カーソル位置の単語削除 |
/<検索文字列> | 上から下に検索文字列を検索する(nで次を検索、Nで前を検索) |
* | カーソル位置の単語を検索する |
Ctrl + w | 次の画面に移動する(矢印キーでも可能) |
u | 元に戻す |
dd | 1行切り取る |
<数値>dd | <数値>行を切り取る |
gdd | カーソル位置から行頭まで切り取る |
D | カーソル位置から行末まで切り取る |
r | カーソル位置の文字を置換する |
ggVG | 全行を選択する |
コマンド | 意味 |
---|---|
yy | 1行コピー |
<数値>yy | <数値>行コピー(カーソル行 + 下<数値>行) |
yG | カーソルから下の行すべてをコピー |
ygg | カーソルから上の行すべてをコピー |
y0 | カーソルから左側をコピー |
y$ | カーソルから右側をコピー |
v → 文字単位で範囲選択 → y | 選択した範囲をコピー |
V → 行単位で範囲選択 → y | 選択した行をコピー |
コマンド | 意味 |
---|---|
p | カーソル右にペースト(行をコピーしたときはカーソル下に) |
P | カーソル左にペースト(行をコピーしたときはカーソル上に) |
<数値>p | カーソル右に3回ペースト(行をコピーしたときはカーソル下に) |
<数値>P | カーソル左に3回ペースト(行をコピーしたときはカーソル上に) |
Nano
最新のNanoでは、保存は[Ctrl] + [S]キー、終了は[Ctrl] + [X]キーを使用している。
他にも多くのキーバインドがあり、キーバインドは、nanorcファイルで設定することができる。
- スペルチェック機能
- GNU Aspellパッケージをインストールして、スペルチェックオプションを有効にすることで、Nanoはスペルチェックを行う。
- スペルチェックは、[F12]キーで起動する。
- シンタックスハイライト機能
- Nanoには、シンタックスハイライト用のファイルがインストールされている。
- scopatz氏のGithubでは、さらに多くのファイルが公開されているので、必要なファイルをコピーして、/usr/share/nanoディレクトリに配置する。
- Undo機能
- [Alt] + [U]キーを押下することで、Undoすることができる。
パッケージ管理システムからインストール
# RHEL sudo dnf install nano # SUSE sudo zypper install nano # Manjaro ARM sudo pacman -S --needed nano # Mobian sudo apt install nano # Raspberry Pi sudo apt install nano
ソースコードからインストール
Nanoをソースコードからインストールする場合、以下に示す手順を行う。
Nanoの公式Webサイトにアクセスして、Nanoのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf nano-<バージョン>.tar.xz cd nano-<バージョン>
Nanoをビルドおよびインストールする。
mkdir build && cd build ../configure --prefix=<Nanoのインストールディレクトリ> --enable-utf8 make -j $(nproc) make install
Nanoの設定ファイルは、/etc/.nanorcファイルである。
この設定を上書きするには、ユーザ固有の設定ファイルである~/.nanorcファイルを作成して、設定を記述する。
また、他のオプションについては、man nanorc
を実行して参照すること。
以下に、Nanoの設定例を示す。
# Non-default settings
set atblanks # wrap line at blanks.
set cutfromcursor # CTRL+K cuts from cursor position to end of line.
set nohelp # Disable the help information (CTRL+G to view the help screen).
set softwrap # Enable softwrap of lines.
set suspend # Enables CTRL+Z to suspend nano.
set tabsize 4 # Sets tab-to-spaces size to 4.
set tabstospaces # Converts TAB key press to spaces.
include "/usr/share/nano/*.nanorc" # Enables the syntax highlighting.
set speller "aspell -x -c" # Sets what spelling utility to use.
set constantshow # Displays useful information e.g. line number and position in the bottom bar.
set linenumbers # Lines are numbered.
set casesensitive # Case insensitive search.
set historylog # Save the last 100 history searches for later use.
set positionlog # Saves the cursor position between editing sessions.
set zap # Allows you to highlight text (CTRL+SHIFT+ARROW) and delete it with backspace.
set autoindent # A new line will have the same number of leading spaces as the previous one.
# Enable and set a working backup directory
#set backup # Creates backups of your current file.
#set backupdir "~/.cache/nano/backups/" # The location of the backups.
# Shortcut key bindings
bind ^C copy main # CTRC+C - Copy
bind ^V paste all # CTRL+V - Past
bind ^F whereis all # CTRL+F - Find
bind ^S savefile main # CTRL+S - Save
Micro
Microは、ターミナルベースのテキストエディタである。
依存関係の無い静的なバイナリとして提供されている。
Microは、その名前が示すように、Nanoの後継となることを目指している。
パッケージ管理システムからインストール
# RHEL sudo dnf install micro # SUSE sudo zypper install micro # Manjaro ARM sudo pacman -S --needed micro # Mobian sudo apt install micro # Raspberry Pi sudo apt install micro
バイナリファイルをダウンロードしてインストール
MicroのGithubにアクセスして、実行ファイルをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf micro-<バージョン>-linux64.tar.gz
Microを任意のディレクトリに配置する。
mkdir <Microのインストールディレクトリ> cp -r micro-<バージョン>-linux64/* <Microのインストールディレクトリ>
Microのプラグインの一覧は、Official plugin channel for microに存在する。
プラグインをインストールするには、Microを起動した後、[Ctrl] + [E]キーを同時押下して、下表のコマンドを実行する。
コマンド | 説明 |
---|---|
plugin available | インストール可能な全プラグインを一覧表示 |
plugin search | プラグインの検索 |
plugin install | プラグインのインストール |
plugin list | インストールしたプラグインの一覧表示 |
plugin update | インストールしたプラグインの更新 |
plugin remove | インストールしたプラグインの削除 |
Geany
パッケージ管理システムからインストール
# RHEL sudo dnf install geany # SUSE sudo zypper install geany # Manjaro ARM sudo pacman -S --needed geany # Mobian sudo apt install geany # Raspberry Pi sudo apt install geany
ソースコードからインストール
Geanyをビルドに必要なライブラリをインストールする。
# RHEL sudo dnf install intltool enchant2-devel libgit2-devel vte291-devel gpgme1.22-devel ctpl-libs ctpl-devel devhelp-devel gtk3-devel python3 lua lua-libs lua-devel # SUSE sudo zypper install intltool enchant-devel libgit2-devel vte-devel libgpgme-devel gtk3-devel lua51 lua51-devel devhelp-devel rst2html5
RHELの場合、pip
コマンドを実行して、 rst2htmlパッケージをインストールする。
pip install rst2html5
Geanyの公式Webサイトから、Geanyのソースコードとプラグインのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたGeanyのソースコードを解凍する。
tar xf geany-<バージョン>.tar.gz cd geany-<バージョン>
Geanyをビルドおよびインストールする。
mkdir biuld && cd build ../configure --prefix=<Geanyのインストールディレクトリ> make -j $(nproc) make install
次に、Geanyのプラグインをビルドおよびインストールする。
SUSEでは、パッケージ管理システムにCTPL (C Template Parser Library)が存在しないため、CTPLのソースコードをGitからダウンロードしてインストールする必要がある。
- CTPL (C Template Parser Library)の公式Webサイト
- CTPL (C Template Parser Library)のGit
まず、CTPL (C Template Parser Library)のビルドに必要なライブラリをインストールする。
sudo zypper install make pkg-config gcc glib2-devel gtk-doc
次に、CTPL (C Template Parser Library)をビルドおよびインストールする。
git clone git://git.tuxfamily.org/gitroot/ctpl/ctpl.git cd ctpl ./autogen.sh mkdir build && cd build ../configure --prefix=<CTPLのインストールディレクトリ> make -j $(nproc) make install
ダウンロードしたGeanyのプラグインのソースコードを解凍する。
tar xf geany-plugins-<バージョン>.tar.gz cd geany-plugins-<バージョン> mkdir build && cd build export PATH="/<CTPLのインストールディレクトリ>/bin:$PATH" # CTPLをソースコードからインストールしている場合 export LD_LIBRARY_PATH="/<CTPLのインストールディレクトリ>/lib64:$PATH" # CTPLをソースコードからインストールしている場合 export PKG_CONFIG_PATH="$(pkg-config --variable pc_path pkg-config)" # CTPLをソースコードからインストールしている場合 export PKG_CONFIG_PATH="/<CTPLのインストールディレクトリ>/lib64/pkgconfig:$PKG_CONFIG_PATH" # CTPLをソースコードからインストールしている場合 ../configure --prefix=<Geanyのインストールディレクトリ> --with-geany-prefix=<Geanyのインストールディレクトリ> \ --with-geany-libdir=<Geanyのインストールディレクトリ>/lib64 --enable-geanylua --enable-spellcheck --enable-all-plugins make -j $(nproc) make install
Geanyのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/Geany.desktop
# ~/.local/share/applications/Geany.desktopファイル
[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Name=Geany
GenericName=Integrated Development Environment
Comment=A fast and lightweight IDE using GTK+
Exec=/<Geanyのインストールディレクトリ>/bin/geany %F
Icon=/<Geanyのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/scalable/apps/geany.svg
Terminal=false
Categories=GTK;Development;IDE;TextEditor;
MimeType=text/plain;text/x-chdr;text/x-csrc;text/x-c++hdr;text/x-c++src;text/x-java;text/x-dsrc;text/x-pascal;text/x-perl;text/x-python;application/x-php;application/x-httpd-php3;application/x-httpd-php4;application/x-httpd-php5;application/xml;text/html;text/css;text/x-sql;text/x-diff;
Keywords=Text;Editor;
StartupNotify=true
FeatherPad
FeatherPadとは
FeatherPadは、軽量さとシンプルさから、プログラマ、ライタ、テキストファイルを扱うユーザにとって便利なツールである。
FeatherPadはリソースの消費が少なく、低スペックのデバイスでも快適に動作する。
FeatherPadの主な機能を、以下に示す。
- 複数タブのサポート
- 複数のファイルをタブで同時に開くことができる。
- カスタマイズ可能なインターフェース
- テーマやフォント等、インターフェースを自分好みにカスタマイズすることができる。
- シンタックスハイライト
- プログラミングやマークアップ言語のシンタックスハイライトをサポートしている。
- 検索と置換
- 高度な検索および置換機能が搭載されており、正規表現もサポートしている。
- 自動インデント
- コーディングを支援する自動インデント機能がある。
- 外部ツールとの連携
- FeatherPadは外部ツールとの連携が可能であり、シェルコマンドを使用した操作等もできる。
FeatherPadのインストール
FeatherPadのGithubから、FeatherPadのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたFeatherPadのソースコードを解凍する。
tar xf FeatherPad-<バージョン>.tar.gz cd FeatherPad-<バージョン>
または、git clone
コマンドを実行して、FeatherPadのソースコードをダウンロードする。
git clone https://github.com/tsujan/FeatherPad.git
FeatherPadをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。
# SUSE sudo zypper install cmake gcc-c++ libX11-devel libXext-devel hunspell-devel graphviz-devel \ libqt5-qtx11extras-devel libqt5-qtbase-devel libqt5-qttools-devel libqt5-qtsvg-devel # Qt 5を使用する場合 qt6-base-devel qt6-svg-devel qt6-tools-devel # Qt 6を使用する場合 FeatherPad 1.5以降
FeatherPadをビルドおよびインストールする。
mkdir biuld && cd build cmake \ -DCMAKE_C_COMPILER=<GCC 8以降のパス> -DCMAKE_CXX_COMPILER=<G++ 8以降のパス> \ # FeatherPad 1.5以降の場合 -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=<FeatherPadのインストールディレクトリ> -DCMAKE_BUILD_TYPE=Release .. make -j $(nproc) make install
FeatherPad 1.5以降を実行する場合は、以下に示すライブラリをインストールする必要がある。
# SUSE sudo zypper install libQt6Svg6 libQt6PrintSupport6
FeatherPadのデスクトップエントリファイルを作成する。
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=FeatherPad
GenericName=Text Editor
Comment=Lightweight Qt text editor
TryExec=/<FeatherPadのインストールディレクトリ>/bin/featherpad
Exec=/<FeatherPadのインストールディレクトリ>/bin/featherpad %U
Icon=/<FeatherPadのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/scalable/apps/featherpad
Categories=Qt;Utility;TextEditor;
Keywords=Text;Editor;Plaintext;
MimeType=text/plain;application/x-zerosize;
Terminal=false
X-KDE-StartupNotify=false;
Actions=new-window;standalone-window;
[Desktop Action new-window]
Name=New Window
Exec=/<FeatherPadのインストールディレクトリ>/bin/featherpad --win
[Desktop Action standalone-window]
Name=Standalone Window
Exec=/<FeatherPadのインストールディレクトリ>/bin/featherpad --standalone
Xed
パッケージ管理システムからインストール
sudo zypper install xed
ソースコードからインストール
Xedのビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install libxml2-devel gtksourceview4-devel libpeas-devel libxapp-devel gspell-devel
XedのGithubにアクセスして、Xedのソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたファイルを解凍する。
tar xf xed-master.<バージョン>.tar.gz cd xed-master.<バージョン>
Meldをビルドおよびインストールする。
meson build --prefix=<Xedのインストールディレクトリ> ninja -C build ninja -C build install
Xedを任意のディレクトリ(ホームディレクトリ等)にインストールした場合は、Xedの実行ファイルをラッピングするためのシェルを作成する。
vi /<Xedのインストールディレクトリ>/bin/xed.sh
# /<Xedのインストールディレクトリ>/bin/xed.shファイル
#!/usr/bin/env sh
appname="xed"
# use -f to make the readlink path absolute
dirname="$(dirname -- "$(readlink -f -- "${0}")" )"
if [ "$dirname" = "." ]; then
dirname="$PWD/$dirname"
fi
# Initialize interpreter path
export LD_LIBRARY_PATH="$dirname/../lib64"
export XDG_DATA_DIRS="$dirname/../share:$XDG_DATA_DIRS"
# Run Xed binary
"$dirname/$appname" "$@"
Xedの実行に必要な依存関係のパッケージをインストールする。
sudo zypper install libpeas-1_0-0 libpeas-gtk-1_0-0 libxapp1
Xedのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/.local/share/applications/Xed.desktop
# ~/.local/share/applications/Xed.desktopファイル
[Desktop Entry]
Type=Application
Name=Text Editor
Comment=Edit text files
Exec=/<Xedのインストールディレクトリ>/bin/xed.sh %U
Icon=accessories-text-editor
Categories=GTK;Utility;TextEditor;
Keywords=text;editor;tabs;highlighting;code;multiple;files;pluggable;notepad;
MimeType=text/plain;
Terminal=false
StartupNotify=true
X-MATE-DocPath=xed/xed.xml
Actions=new-window;
[Desktop Action new-window]
Name=New Window
Exec=/<Xedのインストールディレクトリ>/bin/xed.sh --new-window %U
BlueFish
BlueFishとは
BlueFishは、高機能なテキストエディタであり、特にWeb開発者やプログラマ向けに設計されている。
多機能でありながら動作が軽快であり、幅広いプラットフォームで利用できる。
BlueFishがよく使用されている用途を、以下に示す。
- 主にHTML、CSS、JavaScript、PHP、Pythonなど、Web開発に関連する言語の編集に適している。
- プログラミングやスクリプト作成にも幅広く使用されている。
BlueFishの主な機能を、以下に示す。
- コード補完
- タグや関数の自動補完機能により、入力の効率を向上させる。
- シンタックスハイライト
- 多数のプログラミング言語に対応したシンタックスハイライト機能を持ち、コードの可読性を高めることができる。
- プロジェクト管理
- プロジェクト単位でのファイル管理が可能で、大規模なプロジェクトでも効率的に作業できる。
- マルチドキュメントインタフェース
- 複数のファイルを同時に開き、タブで切り替えながら作業できる。
- 検索と置換
- 高度な検索・置換機能を持ち、正規表現にも対応している。
- 外部ツールの統合
- 外部プログラムやスクリプトの実行が可能で、カスタマイズ性に優れている。
- コードスニペット
- よく使用するコード片を保存しておき、必要に応じて素早く挿入できる。
- FTP / SFTPサポート
- リモートサーバへのファイル転送や編集が可能である。
BlueFishのメリットを以下に示す。
- 軽量で高速
- 非常に軽量なエディタであり、起動や動作が高速である。
- カスタマイズ性
- ユーザのニーズに合わせてインターフェースや機能をカスタマイズできる。
- 多言語対応
- 多くのプログラミング言語やマークアップ言語に対応している。
- オープンソース
- 無料で利用でき、コミュニティによるサポートや開発が活発である。
BlueFishのインストール
BlueFishの公式Webサイトから、ソースコードをダウンロードする。
ダウンロードしたBlueFishのソースコードを解凍する。
tar xf bluefish-<バージョン>.tar.gz cd bluefish-*
BlueFishをビルドするため、依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install make automake autoconf libtool intltool gettext gtk3-devel glib2-devel gdk-pixbuf-devel libxml2-devel \ pango-devel enchant-devel gucharmap-devel python-devel python3-gobject-devel wayland-protocols-devel jing # Xmlintを無効にして代替のjingを使用する場合
BlueFishをビルドおよびインストールする。
mkdir biuld && cd build ../configure --prefix=<BlueFishのインストールディレクトリ> make -j $(nproc) make install
Notepadqq
2021年以降、Notepaddqqはほぼメンテナンスされていないことに注意する。
まず、Notepadqqのソースコードをダウンロードする。
git clone --recursive https://github.com/notepadqq/notepadqq.git cd notepadqq
次に、ビルドに必要な依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install libuchardet-devel pkg-config libqt5-qtbase-devel libqt5-qtbase-private-headers-devel \ libqt5-qttools-devel libqt5-qttools-private-headers-devel libqt5-qtsvg-devel libqt5-qtsvg-private-headers-devel \ libqt5-qtwebengine-devel libqt5-qtwebengine-private-headers-devel libqt5-qtwebsockets-devel libqt5-qtwebsockets-private-headers-devel \ libqt5-qtwebchannel-devel libqt5-qtwebchannel-private-headers-devel
Notepadqqをビルドおよびインストールする。
proファイルが自動で指定されるため、ビルドディレクトリは作成しないことに注意する。
export PKG_CONFIG_LIBDIR="/<Qtのインストールディレクトリ>/<Qtのバージョン>/gcc_64/lib/pkgconfig:/usr/lib64/pkgconfig" CC=<GCC 8以降のgccのパス> CXX=<GCC 8以降のg++のパス> ./configure --prefix=<Notepadqqのインストールディレクトリ> make -j $(nproc) make install
Notepadqqの動作に必要な依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install uchardet
Notepadqqを起動するためのシェルスクリプトを修正する。
vi /<Notepadqqのインストールディレクトリ>/bin/notepadqq.sh
# /<Notepadqqのインストールディレクトリ>/bin/notepadqq.shファイル
SCRIPTPATH="$(dirname "$(readlink -f "$0")")"
dirname=$SCRIPTPATH
if [ "$dirname" = "." ]; then
dirname="$PWD/$SCRIPTPATH"
fi
cd $dirname
# Initialize interpreter path
export LD_LIBRARY_PATH="${dirname}/../lib:$LD_LIBRARY_PATH"
export LD_LIBRARY_PATH="/<Qtのインストールディレクトリ>/<Qtのバージョン>/gcc_64/lib:$LD_LIBRARY_PATH"
# ...略
最後に、Notepadqqのデスクトップエントリファイルを作成する。
vi ~/local/share/applications/Notepadqq.desktop
# ~/local/share/applications/Notepadqq.desktopファイル
[Desktop Entry]
Version=1.1
Type=Application
Name=Notepadqq
GenericName=Notepadqq
X-GNOME-FullName=Notepadqq
Comment=Edit source code files
TryExec=/<Notepadqqのインストールディレクトリ>/bin/notepadqq
Exec=/<Notepadqqのインストールディレクトリ>/bin/notepadqq %U
Icon=/<Notepadqqのインストールディレクトリ>/share/icons/hicolor/128x128/apps/notepadqq.png
Terminal=false
StartupNotify=false
StartupWMClass=notepadqq
MimeType=text/plain;text/html;text/x-php;text/x-c;text/x-shellscript;
Categories=Utility;
Keywords=Text;Editor;Plaintext;Write;
Actions=Window;Document;
[Desktop Action Window]
Name=Open a New Window
Exec=/<Notepadqqのインストールディレクトリ>/bin/notepadqq --new-window
OnlyShowIn=Unity;
[Desktop Action Document]
Name=Open a New Document
Exec=/<Notepadqqのインストールディレクトリ>/bin/notepadqq
OnlyShowIn=Unity;
※注意
Notepadqqの起動中において、Notepadqqが強制終了する場合、[設定]メニューバー - [環境設定] - 画面左の[一般]から、
[開いているドキュメントを次の間隔でバックアップする]チェックボックスのチェックを外して、[Apply]ボタンを押下する。
Sublime Text
RHEL
GPGキーをインストールする。
sudo rpm -v --import https://download.sublimetext.com/sublimehq-rpm-pub.gpg
Sublime Textのリポジトリを登録する。
# Stable sudo dnf config-manager --add-repo https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo # Dev sudo dnf config-manager --add-repo https://download.sublimetext.com/rpm/dev/x86_64/sublime-text.repo
Sublime Textをインストールする。
sudo dnf install sublime-text
SUSE
GPGキーをインストールする。
sudo rpm -v --import https://download.sublimetext.com/sublimehq-rpm-pub.gpg
Sublime Textのリポジトリを登録する。
# Stable sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/stable/x86_64/sublime-text.repo # Dev sudo zypper addrepo -g -f https://download.sublimetext.com/rpm/dev/x86_64/sublime-text.repo
リポジトリを更新する。
sudo zypper refresh
Sublime Textをインストールする。
sudo zypper install sublime-text
Raspberry Pi
GPGキーをインストールする。
wget -qO - https://download.sublimetext.com/sublimehq-pub.gpg | sudo apt-key add -
aptがhttpsのソースで動作するように設定されていることを確認する。
sudo apt-get install apt-transport-https
echo "deb https://download.sublimetext.com/ apt/stable/" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/sublime-text.list
Sublime Textをインストールする。
sudo apt-get update sudo apt-get install sublime-text
Sublime Textの日本語化
Sublime Textは、豊富なプラグインパッケージが存在する。
Sublime Textの日本語化にはプラグインが必要であるが、まず、プラグインパッケージを管理するパッケージコントロールをインストールする必要がある。
[Ctrl]キー + [Shift]キー + [P]キーを同時押下して、コマンドパレットを開く。
コマンドパレットにおいて、Install Package Control
と入力して、パッケージコントロールをインストールする。
次に、[Preference]メニューバー - [Package Control]を選択する。
パッケージコントロールの検索窓が表示されるので、表示されているPackage Control:
に続いて、Install Package
と入力する。
表示されたリストから、Package Control:Install Package
を選択する。
検索窓にJapanize
と入力して、Japanizeパッケージを選択およびダウンロードする。
次に、サブメニュー等も日本語化するため、ダウンロードしたJapanizeパッケージを設定する。
~/.config/sublime-text-3/Packagesディレクトリに移動して、Defaultディレクトリを作成する。
mkdir ~/.config/sublime-text-3/Packages/Default
~/.config/sublime-text-3/Packages/Japanizeディレクトリに移動して、全ての.jp拡張子のファイルを~/.config/sublime-text-3/Packages/Defaultディレクトリにコピーする。
コピーした全てのファイルの.jp拡張子を削除(リネーム)する。
Cuda Text
RHEL
Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。(EPELリポジトリを有効にすること)
sudo dnf install qt5pas
以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html
ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。
アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/
SUSE
Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。
sudo zypper install libQt5Pas1
以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html
ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。
アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/
Raspberry Pi
Qt 5版Cuda Textをインストールする場合は、以下の依存関係のライブラリをインストールする。
sudo apt-get install libqt5pas
以下のURLにアクセスして、Cuda Textをダウンロードする。
https://cudatext.github.io/download.html または https://www.fosshub.com/CudaText.html
ダウンロードしたファイルを解凍して、cudatextファイルを実行する。
アドオンが必要な場合は、以下のURLにアクセスしてアドオンをダウンロードする。
https://sourceforge.net/projects/cudatext/files/addons_all/