📢 Webサイト閉鎖と移転のお知らせ
このWebサイトは2026年9月に閉鎖いたします。
新しい記事は移転先で追加しております。(旧サイトでは記事を追加しておりません)
| (同じ利用者による、間の11版が非表示) | |||
| 179行目: | 179行目: | ||
<br> | <br> | ||
<syntaxhighlight lang="apache"> | <syntaxhighlight lang="apache"> | ||
例: HTTPホストが"www.example.com"の場合に条件が真になる | # 例: HTTPホストが"www.example.com"の場合に条件が真になる | ||
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com$ | RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.example\.com$ | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | <br> | ||
複数の<code>RewriteCond</code>ディレクティブが連続して記述されている場合、それらは暗黙的にAND条件として扱われる。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# 例: リモートホストに".example.com"で終わる文字列が含まれており、かつ、".osk[0-9]."という文字列が含まれていない場合はアクセスを許可 | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} \.example\.com$ [NC] | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} !\.osk[0-9]\. [NC] | |||
RewriteRule ^ - [L] | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
もし、OR条件にしたい場合は、<code>[OR]</code>フラグを使用して明示的に指定する必要がある。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# 例: リモートホストに".example.com"で終わる文字列が含まれている場合、または、".osk[0-9]."という文字列が含まれていない場合はアクセスを許可 | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} \.example\.com$ [NC,OR] | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} !\.osk[0-9]\. [NC] | |||
RewriteRule ^ - [L] | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
また、OR条件の場合のみ、複数の<code>RewriteCond</code>ディレクティブを1つにまとめることが可能である。<br> | |||
<br> | |||
以下の例では、<code>|</code> (パイプ) を使用して、OR条件を使用している。<br> | |||
これにより、リクエストURIに"osaka"または"osk"が含まれている場合にマッチする。<br> | |||
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<u>※注意</u><br> | |||
<u>複数の条件を1行にまとめる場合は、OR条件 (<code>|</code>) のみが可能である。</u><br> | |||
<u>AND条件は、複数の<code>RewriteCond</code>ディレクティブを別々の行に記述することにより表現する。</u><br> | |||
<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
RewriteCond %{REQUEST_URI} osaka|osk | |||
# 3つの条件のいずれかに該当する場合にリダイレクトを行う | |||
RewriteCond %{REQUEST_URI} Qt|QML [NC,OR] | |||
RewriteCond %{THE_REQUEST} \s(Qt|QML) [NC,OR] | |||
RewriteCond %{QUERY_STRING} Qt|QML [NC] | |||
RewriteRule ^(.*)$ </path/to/redirect> [L,R=301] | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
1つにまとめる場合、以下に示すようなメリットがある。<br> | |||
ただし、パフォーマンスに大きな影響を与えるものではないため、可読性を重視する場合は別々に記述しても構わない。<br> | |||
* コードがより簡潔になる。 | |||
* パフォーマンスが若干向上する可能性がある。 (1回の条件チェックで済むため) | |||
<br> | |||
==== RewriteRuleディレクティブ ==== | ==== RewriteRuleディレクティブ ==== | ||
<code>RewriteCond</code>の設定を適用する。<br> | <code>RewriteCond</code>の設定を適用する。<br> | ||
| 220行目: | 261行目: | ||
正規表現である<code>^</code>および<code>$</code>を使用することにより、URLの先頭から末尾までを完全にマッチさせる。<br> | 正規表現である<code>^</code>および<code>$</code>を使用することにより、URLの先頭から末尾までを完全にマッチさせる。<br> | ||
一方、前者のルールは理論的にはURLの一部分にもマッチする可能性がある。<br> | 一方、前者のルールは理論的にはURLの一部分にもマッチする可能性がある。<br> | ||
<br> | |||
以下に示す設定は、全てのリクエストに対して403 Forbiddenエラーを返す。<br> | |||
<u>R=403</u>とは、<u>403 Forbiddenステータスコード</u>でリダイレクトを行う設定である。<br> | |||
* RewriteRule ^ /hoge.html [L,R=403] | |||
<br> | <br> | ||
| 257行目: | 302行目: | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | <br> | ||
==== 例 1 : 全てのWebサイトからのリンク経由のアクセスを許可 ==== | |||
==== 例 1: 全てのWebサイトからのリンク経由のアクセスを許可 ==== | <u>ただし、HTTPリファラーはWebブラウザによっては送信されない場合があり、また、ユーザによって改竄される可能性があることに注意する。</u><br> | ||
<syntaxhighlight lang="apache"> | <syntaxhighlight lang="apache"> | ||
# "RewriteCond %{HTTP_REFERER} ."は、HTTP_REFERERヘッダが存在して、かつ、空でない場合にマッチする (ドットは任意の1文字にマッチ) | # "RewriteCond %{HTTP_REFERER} ."は、HTTP_REFERERヘッダが存在して、かつ、空でない場合にマッチする (ドットは任意の1文字にマッチ) | ||
| 267行目: | 312行目: | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | <br> | ||
==== 例 2: 特定のWebサイト以外からのリンク経由のアクセスを許可 ==== | ==== 例 2 : 特定のWebサイト以外からのリンク経由のアクセスを許可 ==== | ||
<syntaxhighlight lang="apache"> | <syntaxhighlight lang="apache"> | ||
# "RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^$"は、HTTP_REFERERが空でない場合にマッチする | # "RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^$"は、HTTP_REFERERが空でない場合にマッチする | ||
| 278行目: | 323行目: | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | <br> | ||
==== 例 3: | ==== 直接アクセスを拒否 ==== | ||
以下の例では、WebブラウザのURL入力やブックマークからの直接アクセスを拒否している。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# リファラーが存在しない(直接アクセスの)場合にアクセスを拒否 | |||
RewriteCond %{HTTP_REFERER} ^$ | |||
RewriteRule ^ - [F,L] | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
==== 例 3 : 特定のリモートホストのアクセスを拒否 ==== | |||
以下の例では、リモートホストに".osaka."という文字列が含まれている場合、特定のユーザエージェント以外はアクセスを拒否している。<br> | 以下の例では、リモートホストに".osaka."という文字列が含まれている場合、特定のユーザエージェント以外はアクセスを拒否している。<br> | ||
<syntaxhighlight lang="apache"> | <syntaxhighlight lang="apache"> | ||
| 296行目: | 349行目: | ||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
<br> | <br> | ||
==== | ==== 例 4 : 特定のリモートアドレスのアクセスを許可 ==== | ||
以下の例では、指定されたIPアドレスの範囲からのアクセスを許可している。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
RewriteCond %{REMOTE_ADDR} ^91\.219\.239\. [OR] | |||
RewriteCond %{REMOTE_ADDR} ^85\.203\.39\. [OR] | |||
RewriteCond %{REMOTE_ADDR} ^45\.250\.255\. | |||
RewriteRule ^ - [L] | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
==== wgetコマンドからのアクセスを拒否 ==== | |||
wgetコマンドでダウンロードする場合、ユーザエージェントに<u>Wget</u>という文字列が含まれている。<br> | wgetコマンドでダウンロードする場合、ユーザエージェントに<u>Wget</u>という文字列が含まれている。<br> | ||
<code>RewriteRule</code>と組み合わせて使用することにより、wgetコマンドからのアクセスを拒否することができる。<br> | <code>RewriteRule</code>と組み合わせて使用することにより、wgetコマンドからのアクセスを拒否することができる。<br> | ||
| 305行目: | 367行目: | ||
RewriteRule .* - [F,L] | RewriteRule .* - [F,L] | ||
</IfModule> | </IfModule> | ||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
==== リダイレクト ==== | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# 例 1: リモートホストに"vpn"という文字列が含まれている場合、アクセスを拒否してhoge.htmlへリダイレクト | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} vpn [NC] | |||
RewriteRule ^ /hoge.html [L,R=403] | |||
# 例 2: リモートホストに"softbank"という文字列が含まれている場合、アクセスを拒否してpiyo.htmlへリダイレクト | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} softbank [NC] | |||
RewriteRule ^ /piyo.html [L,R=403] | |||
</syntaxhighlight> | |||
<br> | |||
また、HTMLファイルやPHPファイル等の後に<code>?</code>を追記することにより、元のリクエストのクエリ文字列を無視して、新しいURLにクエリ文字列が付加されない。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# 例 1: リモートホストに"au-net"という文字列が含まれている場合、huga.htmlへリダイレクト | |||
RewriteCond %{REMOTE_HOST} au-net [NC] | |||
RewriteRule ^ /huga.html? [R=302,L] | |||
</syntaxhighlight> | |||
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必要に応じて、301 (恒久的リダイレクト) や 302 (一時的リダイレクト) に変更することもできる。<br> | |||
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==== 全角文字の取り扱い ==== | |||
.htaccessファイルでは、以下に示す理由から、全角文字の使用は非推奨である。<br> | |||
* エンコーディングの問題 | |||
*: .htaccessファイルは通常ASCII文字セットで保存される。 | |||
*: 全角文字を使用する場合、ファイルのエンコーディングがUTF-8等になり、サーバによっては正しく解釈されない可能性がある。 | |||
* 可読性と保守性 | |||
*: 全角文字を使用する場合、他の開発者やサーバ管理者が.htaccessファイルを読み解くのが難しくなる可能性がある。 | |||
* 互換性の問題 | |||
*: 異なるサーバ環境や設定間での互換性の問題が発生する可能性がある。 | |||
* URLエンコーディング | |||
*: URLには通常ASCII文字のみが使用されるため、全角文字はURLエンコードされる必要がある。 | |||
<br> | |||
そのため、以下に示すようにURLエンコードされた文字列を使用する必要がある。<br> | |||
<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
# "ほげ"をURLエンコードした"%E3%81%BB%E3%81%92"を使用 | |||
RewriteCond %{REQUEST_URI} "%E3%81%BB%E3%81%92" [OR] | |||
RewriteCond %{THE_REQUEST} \s"%E3%81%BB%E3%81%92" [OR] | |||
RewriteCond %{QUERY_STRING} "%E3%81%BB%E3%81%92" | |||
</syntaxhighlight> | |||
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これにより、エンコーディングの問題を回避して、より安全で互換性のある設定が可能になる。 | |||
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もし全角文字の使用が絶対に必要な場合は、Apacheの設定でUTF-8エンコーディングが正しく処理されることを確認する。<br> | |||
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<u>ただし、上記の理由から、可能な限りURLエンコードされた文字列を使用することを強く推奨する。</u><br> | |||
<br><br> | |||
== Options -Indexes == | |||
<code>Options -Indexes</code>は、ディレクトリリスティング (インデックス表示) を無効にする設定である。<br> | |||
特定のディレクトリにアクセスされた時、index.html等のデフォルトページが存在しない場合はディレクトリの内容一覧を表示せずに、"403 Forbidden"エラーが表示される。<br> | |||
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この設定は、Webサイトのセキュリティを向上させるための基本的な方策の1つとして広く推奨されている。<br> | |||
ディレクトリの内容を意図せず公開してしまうリスクを軽減することができる。<br> | |||
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Options -Indexesが設定されていない場合は、<br> | |||
デフォルトのインデックスファイル (例:index.html, index.php等) が存在しないディレクトリにアクセスすると、ディレクトリの内容一覧が表示される。<br> | |||
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* セキュリティ面での利点 | |||
** Webサーバ上のファイル構造や存在するファイルの一覧が公開されるのを防ぐ。 | |||
** 潜在的な脆弱性や機密情報の露出リスクを低減する。 | |||
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<syntaxhighlight lang="apache"> | |||
Options -Indexes | |||
</syntaxhighlight> | </syntaxhighlight> | ||
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__FORCETOC__ | __FORCETOC__ | ||
[[カテゴリ:Web]] | [[カテゴリ:Web]] | ||